矢田寺のあじさいは、訪ねてみたい関西のアジサイの名所でも堂々の第1位に選ばれている紫陽花の人気スポットです。

5月中旬に咲き始めるツルアジサイから9月ごろに咲く中国のあじさいまで、約60種1万株があります。

宇治の三室戸寺なども素敵なスポットですが、矢田寺は私の1番の紫陽花おすすめスポットです。

あじさい園の開園は6月1日~7月10日です
例年、見頃は6月中旬頃です。

矢田寺ではあじさいの見頃にあわせて、6月1日~6月30日には
本堂特別拝観と閻魔堂特別開扉が開催されています。

どちらも、説明の方がおられるのでわかりやすいです。

アクセスも、6月1日~6月30日までは奈良交通が紫陽花臨時バスを運行してくれています。

矢田寺のあじさいの見頃は6月下旬まで続きます。

紫陽花の見頃や矢田寺へのアクセスと所要時間 やランチ 御朱印や特別拝観についてもご紹介します。
写真は、2018.6.14に訪れた時のものです。

矢田寺のあじさいの見頃は

矢田寺はあじさい寺として全国的に有名です。

日本最古の延命地蔵菩薩が安置されており、「矢田のお地蔵さん」でも親しまれています。

矢田寺のあじさい大庭園は、山肌一杯の1万株のあじさいに囲まれ、風情漂う境内で美しい紫陽花を楽しむことができます。

あじさい大庭園は水も流れていて、ほんと癒されます。

アップダウンがあるので歩き易い靴で、梅雨時期なので足元が悪いこともあり、靴は汚れても良いものを履くことをオススメします。

あじさい園の向かいには、アジサイの種類を数多く集めた見本園もあります。

矢田寺のあじさいの見頃には特別開帳もおすすめ

紫陽花の見頃の6月は本堂(有料 500円) と閻魔堂(無料)は特別に公開されています。

どちらも、ボランティアガイドの方が解説をしてくれるので、わかりやすいです。

矢田寺の特別拝観・開扉

矢田寺の特別拝観・開扉はボランティアの方?がわかりやすく説明してくれますので、是非!!

本堂特別拝観(有料 500円)

6/1(金)~6/30(土) 9:30~16:30 (拝観受付は16:00まで)
本堂内陣には本尊・地蔵菩薩立像はじめ十一面観音立像、試みの地蔵尊、阿弥陀如来坐像(いずれも重要文化財)、ほか吉祥天女立像や板襖絵の十六羅漢像など多数の文化財を拝観いただけます。

奈良交通のバスで矢田寺に行くと、本堂特別拝観の割引券がもらえます。

閻魔堂特別開扉(無料)

6/1(金)~6/30(土) 9:30~16:30
閻魔王は、死者の過去の罪を裁く十人の裁判官のひとりです。
閻魔堂には、閻魔王とその眷属(けんぞく)が祀られ、冥界での裁判の様子も 垣間見ることができます。
天秤は、罪の重さを測るためにあり、重石よりも人の罪が重ければ執行人の顔 から火が噴かれ、軽ければもう一つの顔からいい匂いがすると言われています。 また、天秤の後ろの鏡には過去の罪が映ると言われています。

矢田寺のランチ おすすめは?

矢田寺の昼食にぜひ利用したいのが、矢田寺内の4軒の宿坊(南僧坊、大門坊、北僧坊、念佛院)です。

宿坊それぞれの精進料理(昼食)を提供しています。

あじさいの時期はどこの宿坊も、昼食を食べる観光客でかなり混雑していて、食事がもう売り切れていたりしますのでご注意ください。

混雑しそうな時期の休日は事前に電話予約した方がいいとのことです。

宿坊の他に、臨時バスのでる法隆寺と近鉄郡山の近くのおすすめランチをご紹介しておきます。

矢田寺のあじさい弁当

矢田寺大門坊 (ヤタデラ ダイモンボウ)

矢田寺のあじさい弁当は大門坊の名物です。大門坊は、一番入口の場所にある僧坊です。

にゅう麺だけが温かかったので、時間もかからず、さっと食事もできます。

あじさい弁当のお食事をするとお隣の、茶室「一如庵」のお抹茶も割引きになるそう。

南僧坊

南僧坊のあじさい御膳(2,000円)。
胡麻豆腐やてんぷらなどの精進料理のセット(2000円)とこれに刺身蒟蒻と果物が付いたセット(2500円)があります。
古代米のご飯やにゅうめん、筍の煮物、精進揚げ、ごま豆腐などがついています。座敷で正座して他の客と一緒に頂き、食後にはお菓子と抹茶も付きました。支度ができるまで、別室で室内の仏像や庭園を見ながらゆっくりと待っていました。宿坊に行ったのは初めてでしたが、なかなか面白い体験でした。

北僧坊

北僧坊には、カレーライス1100円、紫陽花御膳(要予約)3000円、飲み物などがあります。

法隆寺周辺

布穀薗

法隆寺の近くで歩いて5分もかかりません
天誅組の変にも参加した北畠治房の立派なお屋敷を活用した『和CAFE 布穀薗』
そのお屋敷の「長屋門」の部分を利用してカフェとして営業しています。

斑鳩名物 竜田揚げランチ1,500円
まほろばランチ 1,200円
やまとランチ 800円
カフェメニューは充実しています
HP: http://fukokuen.com/
住所: 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺2-2-35
電話: 0745-44-8787
定休日: 火曜・水曜
営業時間:  10:00 – 16:00
駐車場: あり(9台分)

近鉄郡山周辺

オステリア オルベテッロ

西ノ京の人気イタリアン【オステリア バッヴォ】のシェフがスタイルを変えてオープンしたレストランだそうです。
箱本館「紺屋」の近くです。
¥1300のランチをいただきましたが、パスタもリゾットも美味しかったです。時間があればデザートも楽しみたかったです。
lunch ¥1300 ¥2100 ¥3200

住所:奈良県大和郡山市紺屋町10
電話: 0743-53-3183
定休日: 日曜日
営業時間:11:30〜14:00 18:00〜24:00
駐車場:無

季節料理 翁

翁のある紺屋町は今も道路の中心を 水路が流れている風情ある町並みです。
季節に合わせ、旬を大切にした料理をいただけます。
翁弁当1,500円、天ぷら定食 1,500円、お造り定食1,500円、
ミニ会席3,240円付きだし、お造りなど約8品
月コース 4,320円付きだし、お造りなど約9品

住所:大和郡山市紺屋町33-2
電話: 050-5872-9369
定休日: 月曜日
営業時間:11:30〜14:00 17:30~22:00
駐車場:無

矢田寺って

正式名称は金剛山寺で高野山真言宗の寺院です。

矢田寺は1300年前に大海人皇子が壬申の乱の戦勝祈願。

勝利した後に七堂伽欄48カ所坊を造営し天武天皇の勅願寺となりました。

十一面観音と吉祥天を御本尊としていましたが

平安初期に満米上人により地蔵菩薩が御本尊になりました。

境内各所にお地蔵さまが祀られています。特に自家製の味噌を口元に塗ると味が良くなるとされる「味噌なめ地蔵」(鎌倉時代後期)は有名で、今でもお味噌を美味しくと願ってこられる方もいるそうです。
裏にあるお山に登り、札所めぐりもいいですよ。

矢田寺 データー

開園時間:8:30~17:00
住所:奈良県大和郡山市矢田町3549
お問い合わせ:0743-53-1445
入山料:大人500円、小学生200円
本堂の特別拝観は別に500円です。

特別拝観は9:30~17:00

矢田寺のあじさいの所要時間

矢田寺は別名 あじさい寺と呼ばれるくらい紫陽花が人気ですが、
紫陽花の見頃の6月は本堂(有料 500円) と閻魔堂(無料)は特別に公開されています。

折角なら、紫陽花と一緒にこちらもご覧になられるのをおすすめします。

紫陽花と境内、特別拝観を一通り楽しんで2時間はかかります。

あじさい庭園をはじめ、紫陽花を楽しむには最低でも1時間は見ておきましょう

また、矢田寺の本堂裏山には大正時代に開かれた矢田寺八十八ケ所霊場もあります。
私はまだこちらを回ったことはありませんが、紫陽花と境内、特別拝観、矢田寺八十八ケ所霊場すべて回るには3時間は見ておきましょう。

水かんなの花初めて見ました

蓮花池に見慣れない紫のお花が咲いていたのですが、聞くと水かんなというそうです。

水かんなは北アメリカ南部が原産で、昭和の初めに入ってきたそうです。湿地や沼沢地に生え、高さは1~3メートルほどになります6月から7月ごろ咲くそうです。

矢田寺のあじさいの見頃の御朱印

矢田寺(金剛山寺)は開基当時、僧坊48を数える大寺でしたが

今は、矢田寺北僧坊・矢田寺大門坊・矢田寺念佛院・矢田寺南僧坊の4つの僧坊で通称を矢田寺といいます。

矢田寺の御朱印は
矢田寺北僧坊・本堂・矢田寺南僧坊(・閻魔堂)・念佛院・千佛堂でいただけます

矢田寺北僧坊の御朱印

矢田寺北僧坊の御朱印はステキな絵入り御朱印

矢田寺本堂

矢田寺南僧坊

閻魔堂の御朱印も、矢田寺南僧坊でいただけます。

矢田寺念佛院

矢田寺千佛堂

娑羅の花が咲いている矢田寺千佛堂
中もなかなか素敵です。

矢田寺へのアクセス

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電車の最寄駅

近鉄郡山駅、JR大和小泉駅が最寄駅ですが、どちらも歩けば1時間ほどかかります。
紫陽花の時期には法隆寺・近鉄郡山から臨時バスがあります。

法隆寺もいいですが、大和郡山は金魚で有名ですが、古い城下町なのでゆっくり歩いても趣のある街です。

京都や橿原に行くには近鉄郡山が便利です。

矢田寺のあじさいへのアクセスは臨時バスも

2019年は6月1日~6月30日の間毎日運行します。
特に6月1日~6月23日の間は本数が少し増えます。

近鉄郡山駅と、JR法隆寺駅より矢田寺行きの臨時バスが運行します
近鉄郡山駅~矢田寺前 (所要時間 約20分)370円
法隆寺駅~矢田寺前(所要約23分)430円
⇒バスの時刻などはこちらでチェックしてください

自動車で行く場合

西名阪自動車道では「大和まほろばスマートインター」、「法隆寺インター」
第二阪奈道路では「中町ランプ」が最寄りの下り口です。
※大和まほろばスマートICは、西名阪自動車道の法隆寺ICから東側約3km、郡山ICから西側約3kmに位置しており、 幹線道路である「大和中央道」に接続していますので、北へ直進し、 ショッピングセンター「アピタ」の前の信号「田中町垣内」を左折すると便利です。

矢田寺の駐車場はなく、周辺に有料の民間有料駐車場があります。500円
バス停近くの駐車場は200~300円でしたが、結構坂で遠いので、できれば近くの駐車場をおすすめします。

紫陽花の見頃の頃は、平日でも朝早くがおすすめです。お昼前に見ると、近くの駐車場は満車になっていました。

最後に

矢田寺のあじさいへのアクセスすなどわかっていただけましたか?

矢田寺は山の上の方になるので結構歩かないといけません。300段以上の階段を登らないといけませんし、
あじさい園も足元が悪かったりしますので歩きやすい靴で行きましょう。
また、じめっとした感じのところなので蚊など虫もいるので、
長ズボンに長袖の羽織れるものがあれば便利です。

臨時バスは、大和郡山と法隆寺から出ているので、法隆寺と合わせて周られてもいいです。

矢田寺の周辺の松尾寺や慈光院もおすすめです。
通常は矢田寺からは車か徒歩になります。

松尾寺は50分ほどで、バラやカサブランカも有名です。

慈光院も歩いて40分ほどですので、車で回るのもオススメです。
⇒奈良の慈光院で抹茶と庭園 アクセスや所要時間は?

矢田寺の臨時バスの法隆寺行に乗ると、松尾寺口からだと、
松尾寺へは30分、慈光院へは20分ほどになります。

矢田寺はしっとりとあじさいが楽しめますので、是非!!