奈良のボタンの名所といえば長谷寺と當麻寺が有名です。

どちらも、それぞれ奈良らしいゆったりとしたオススメのお寺です。

長谷寺と當麻寺どちらがオススメと聞かれたら、どちらもオススメですので、両方回ってくださいと言いたいところです。車だと50分ほどで行ける距離ですが、ボタンの見ごろGWはどちらのお寺の周辺も渋滞になります。

電車だと、数回の乗り換えが必要なので1時間半近くかかってしまいます。

個人的な意見としては、
雄大な景色とともにぼたんを楽しみたいなら長谷寺

庭園も合わせて楽しみたいなら當麻寺って感じでしょうか!?

ただ、2018年に関して言えば、長谷寺ではぼたんの時期に例年の特別拝観だけでなく

西国33所草創1300年を記念して十一面観音さまの大画軸が大開帳されているんです。
日本最大の16m以上の大画軸ってちょっとすごいです。

どちらかに、絞るなら、それぞれ好みですが2018年は長谷寺かな!?
でも、最近人気の當麻寺の御朱印も気になるところです。

よもぎ餅は當麻寺近くの中将餅さんが好きですが^^

奈良の牡丹の名所やお寺といえば長谷寺と当麻寺どちらがオススメ?

當麻寺は塔頭それぞれがいろんな種類のぼたんとしゃくやくなどお花が楽しめる庭園が素敵ですが、
伽藍:500円、中之坊:500円、西南院:300円、奥院:300円、護念院:300円とそれぞれ入館料が別になっているので、途中で、もうここはいいか。。。となってきます。

長谷寺は、庭園というより境内全体に色とりどりの「牡丹(ぼたん)」が咲き誇ります。
ぼたんと登廊の組み合わせも素敵です。

入山料は500円で、十一面観音さまの御足に触れてご縁を結べる特別拝観との共通券は1300円です。

⇨長谷寺の特別拝観についてはこちらに

十一面観音さまの大画軸が大開帳は別に500円必要です。

長谷寺の牡丹の見ごろやオススメの時間

長谷寺の牡丹は150種・約7,000株 色とりどりの「牡丹(ぼたん)」が咲き誇ります。
毎年、4月中旬~5月上旬まで、「長谷寺ぼたん祭り」が開催されます。
GWが一番の見ごろです。ぼたんもすごいですが、人もすごいです。

長谷寺の牡丹の由来

長谷寺の牡丹は、今から千年以上も前、
「唐の僖宗皇帝の妃、馬頭夫人が、遠く海を越えた大和国長谷寺十一観世音に願いをこめて祈願したところ、その願いが叶い、御礼として十種の宝物に牡丹をそえて献上した」という寺伝によって始められたそうです。

長谷寺では、今でも一口千円より「牡丹献木」を受け付けています。

長谷寺の牡丹のポイント

長谷寺の牡丹の見所のポイントは
399段の登廊(のぼりろう)の右手のスペースが牡丹の花で埋め尽くされています。
登廊の下から見てもいいですが、上から見る迫力はすごいです。

抹茶席ももうけられますが、抹茶席からのぼたんと登廊もいい感じになり、絶好の写真スポットです。

長谷寺の宝物を公開中の宗宝蔵前庭には、
ピンクの牡丹だけでなく
黒い牡丹の黒竜錦(こくりゅうにしき)と初烏(はつがらす)や

緑色の牡丹や白の牡丹なども楽しめます。

開花時期が少し遅いようですが、十一面観音さまの大画軸が大開帳される本坊門前には黄色い牡丹も多いようです。

長谷寺

長谷寺の見頃は例年4月中旬〜5月上旬で
開花期には、ぼたん茶会や献花祭、特別法話などの催しも開催されます。
2017年は4月15日~5月7日で
4/15にぼたん献花祭が行われました。

場 所  本堂
時 間  午後12時30分「伊勢辻」出発 午後13:30法要開始
内 容  観音さまにぼたんの花とお茶を奉納し、ぼたん期を告げる法要
お稚児行列を伴い伊勢辻から本堂まで練り歩く。

長谷寺は別名牡丹寺と呼ばれるくらいボタンも確かに素敵なのですが、実は私は桜の時の方が好きです。
4月上旬から下旬まで、広い境内に約1000本のソメイヨシノやヤマザクラが咲き誇ります。

HP: http://www.hasedera.or.jp/
住所: 奈良県桜井市初瀬731-1
電話: 0744-47-7001
宗派: 真言宗豊山派総本山
本尊: 十一面観音(重要文化財)
拝観料: 500円(特別寺宝展は別途1000円)共通券1300円あり、大画軸の大開帳500円
拝観時間: 8:30 – 17:00(10月~3月は 9:00-16:30)
駐車場: 有料駐車場あり お寺専用も周辺の民間駐車場も500円
アクセス: 近鉄大阪線「長谷寺駅」下車、徒歩15分

當麻寺の牡丹の見ごろ

二上山の麓の當麻寺(当麻寺。たいまでら)はすぐ近くにある「石光寺」と、「葛城市ぼたん祭り」を開催しています。

當麻寺には、中之坊・西南院・護念院・奥院などの塔頭があり、ぼたん園も参拝客に公開しています。
奥院、中之坊、千仏院などに約1万株があります。

牡丹の見頃は4月中旬〜5月上旬

それぞれ、素敵な庭園なのですが、庭園にぼたんが咲いているのではなく、ぼたん園と庭園はそれぞれ別になっています。

中将姫ゆかりの「導き観音」を祀る中之坊の庭園は香藕園(こうぐうえん)と呼ばれ、大和三名園の一つに数えられる庭園です。美しい天井絵があることでも有名です。中之坊では約1,200株の花を楽しめます。

西南院は見事な回遊式庭園があり、牡丹やシャクナゲが咲きます。二つの三重塔を同時に眺められる展望台があるのもポイントですが、残念ながら西塔が補修工事中で幕がかかっています。

奥院は大きな浄土式庭園があります。

素敵な御朱印で人気の宗胤院(そいにん)葉牡丹はありませんが、4月上旬は大山れんげを始め700種類もの山野草や茶花が楽しめます。※御朱印をいただく場合は前もって連絡しておくほうが確実です。

HP: 中之坊- http://www.taimadera.org/ 、奥院- http://www.taimadera.or.jp/
住所: 奈良県葛城市當麻1263
電話: 中之坊 0745-48-2001、奥院 0745-48-2008
宗派: 高野山真言宗・浄土宗
本尊: 当麻曼荼羅
創建: 7世紀前半ごろ
拝観料: 境内は無料(伽藍:500円、中之坊:500円、西南院:300円、奥院:300円、護念院:300円)
拝観時間: 9:00 - 17:00
駐車場: 奥院参拝の場合は無料駐車場あり。道の駅ふたかみパーク當麻を利用して歩いてもいけます。
アクセス: 近鉄南大阪線「当麻寺駅」下車、徒歩20分

當麻寺のぼたんもいいのですが、近くの石光寺の牡丹と芍薬がオススメです。

石光寺の牡丹の見ごろ

春牡丹、寒牡丹とともに芍薬(シャクヤク)が素晴らしいお寺
芍薬は150種1000株あります。(春牡丹420種2700株、寒牡丹40種300株)
GW前半は牡丹。GW後半は芍薬見ごろです。

HP: http://sekkouji.or.jp/
住所: 奈良県葛城市染野387
電話: 0745-48-2031
宗派: 浄土宗
本尊: 阿弥陀如来
創建: 飛鳥時代後期(白鳳期) 日本最古の弥勒石仏
拝観料: 400円
拝観時間: 8:30 ~ 17:00 11月~3月は9:00~16:30
駐車場: 数台(無料 第二駐車場有)
アクセス: 近鉄南大阪線 二上神社口駅下車徒歩約15分

奈良の牡丹の名所やお寺といえば長谷寺と当麻寺 2018

長谷寺も當麻寺もぼたんの名所です。
どちらもぼたんの花は綺麗です。
當麻寺は塔頭それぞれのぼたん園で楽しみますが、
長谷寺は登廊とぼたんの組み合わせなども素敵です。
さらに2018年の長谷寺では西国33所草創1300年を記念して十一面観音さまの大画軸(日本最大の16m以上)が3月1日から5月31日まで大開帳されているんです。

また、當麻寺は西塔が2019年の春(予定)まで補修工事の幕がかかっています。

ということで、2018年のぼたんは長谷寺がオススメでしょうか!?
桜好きの私は、どちらもぼたんの時期より桜の時期が好きですが^^