旧春日大社宝物殿は平成28(2016)年10月1日より春日大社国宝殿Kasugataisha Museum としてリニューアルオープンしています。

1階は常設展示と春日大社の祭礼を紹介する視聴エリアがあります。

光と水で春日の聖域を表現した「神垣(かみがき)」は、こころを落ち着ける場なので、時間をとってみて下さい。

1階にはカフェ・ミュージアムショップも併設されています。

2階は企画展示室として年間3回開催する特別展にあわせて宝物を随時公開されています。

「平安の正倉院」とよばれる、春日大社国宝館は、文化財に興味がある方にはおすすめです。

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春日大社 国宝館の見どころと所要時間

春日大社国宝館は、旧宝物殿を約2年かけてリニューアルしたミュージアムです。

以前は宝物殿という名前でしたが、2016年に「国宝殿」と名前を変えて、現在のモダンな建物にリニューアルされました。

国宝352点、重要文化財971点を主に膨大な数の宝物を収蔵する施設です。

水盤と天井に神域を表現した映像などあたらしい現代アートも取り入れられています。

圧巻は日本最大の鼉太鼓です。
6メートルを超える大きさ、龍や鳳凰の彫刻にきらびやかな彩色。

国宝館の建物の正面は格子状になっていて、入館しなくても外から鼉太鼓を眺められる親切設計ですが、入館すると、裏側から眺めることもできます。

春日大社 国宝館の見どころ

1階の水と光で先鋭アートインスタレーション(空間体験)作品「神垣」

6.5mもある鼉太鼓

内部は写真撮影不可ですが、鼉太鼓(だだいこ)だけは撮影可能です。

国宝などは2階の展示室にあります。
膨大な国宝や重要文化財を誇る春日大社の国宝殿。

2階の展示室は広くないためゆっくり見ても時間はそれほどかかりません。
時期によって展示品が変わり、名刀や狛犬、絵巻物、屏風などが見られます。

いずれも神々の神殿や宝庫に秘蔵されて伝えられたもので、摂関家以下の貴族、将軍家以下の武家に相伝され、特別の思いをもって奉納されたものです。

春日大社 国宝館の所要時間

国宝殿はそんなに広くないので、国宝殿だけの所要時間は20~30分程度です

興味にない特別展なら、あっという間に終わってしまいます。

春日大社 国宝館へのアクセス

1.JR・近鉄奈良駅から市内循環バスで8分
春日大社表参道下車から徒歩で10分
2.JR・近鉄奈良駅からバスで10分(春日大社本殿行き)
春日大社本殿 下車すぐ

春日大社 国宝館の開館時間と入館料

開館時間:10:00~17:00 入館は、16:30まで
休館日:年4回の展示入替毎に1~2日休み。その他臨時休館あり。
料金:一般 500円  大学生・高校生 300円  中学生・小学生 200円 団体一般 400円(大学生以下の団体料金設定はなし)

春日大社 国宝館の設計は?耐震リニューアル?

春日大社 国宝館の設計は、隈研吾事務所から独立した弥田俊男氏です。

リニューアルオープンした、春日大社 国宝館は、1972年、建築家谷口吉郎氏設計の春日大社宝物殿のリニューアルです

宝物殿は春日大社に奉納された御神宝を保存・展示公開する施設として建設されましたが、築40余年が経ち、建物の耐震性や所蔵品の増加などが問題となってきたことから、既存建築の魅力を継承した、新たな時代にふさわしい施設への耐震改修、増改築が行われました。

国土交通大臣賞・耐震改修優秀建築賞を受賞されているそうです。

耐震改修優秀建築賞は耐震改修を実施した建築物のうち、特に耐震性、防災・安全性、意匠などに優れた建築物や、耐震改修技術の発展などに顕著に貢献した方々に贈られるものだそうです。

カフェ・ショップ 鹿音(KAON)

1階のカフェ「鹿音」の入り口には、樹齢1000年の春日杉の切株が置かれています。

世界遺産の春日原生林の森をイメージし、

樹齢1000年の春日山大杉の切り株を宮大工の技で磨き上げられ、テーブルとして設置されています。

三笠山の杉の木で、昭和期に落雷があった木の切り株で、旧宝物殿に保管してあったものだそうです。

奈良の中華料理「桃谷樓」さんが運営されているようです。
事前にオーダー&会計をするシステム

四季御膳など食事もできますが、
パンケーキや本葛入りぜんざいや小鹿プリン、唐菓子「ぶと」が由来の「菊ぶとフィナンシェ 春日詣」など、お菓子と珈琲のセットやソフトクリームやかき氷もあります。

ソフトクリームはテイクアウトできます。

可愛いおいりがデコレーションされたソフトクリームは、インスタ映えする全部で5種類です。

テイクアウトの場合は、店内で食べられないのでご注意を、コーヒーなどとセットにするとお店で食べられます。

季節によって、一部メニューは変わるようです

藤の季節には、藤の花をイメージしたソフトクリームもあります。

藤の花ってどんな味?と気になる方は是非、5月の藤のシーズンに訪れてみて下さい。

奈良の大和茶の抹茶を使用したソフトクリームや奈良のブランド苺・古都華を使用した「いちご・古都華ソフトクリーム」なども美味しいです。

トッピングのふんわりとした丸いかわいいものは、香川のおいりと呼ばれるお菓子だそうです。

口に入れると


成木製菓 おいり3個パック贈り物 プレゼント お祝い 

イートインするなら、パンケーキやぜんざいも食べられますよ。

外で食べる場合は、
ソフトクリームのコーンを鹿せんべいと思って鹿に狙われやすいのでご注意を!!

カフェ鹿音は「春日大社国宝殿」のミュージアムショップも兼ねており、神職伝統の神饌菓子「菊ぶと」を型から作ったという「菊ぶと フィナンシェ」や、大杉の年輪をイメージした春日クーヘン「千年の響 鹿音」など、春日大社の歴史にモダンさを取り入れた菓子も並んでいます。

春日大社国宝殿カフェ・ショップ「鹿音(KAON)」

住所:奈良市春日野町160 春日大社国宝殿1階
時間:10:00~17:00
電話:0742-22-6600

桃谷樓さんは、奈良公園の氷室神社の近くにも2018年10月、まめじか食堂をオープンさせておられます。
機会があれば、まめじかエアソフト試してくださいね。

春日大社の所要時間は

春日大社の見どころは大きく分けて、

  • 一之鳥居からニ之鳥居の参道(10分)
  • 万葉植物園(有料:30分。ただし藤の時期はもう少し)。
  • 本殿(本殿参拝は別途有料:10分)
  • 若宮十五社めぐり(10分・30分)

※若宮十五社めぐりは夫婦大國社で受付をして、すべて廻って、夫婦大國社に戻ってきます。夫婦大國社の水占いもお忘れなく。だいたい30分急げば20分ほどで全てお参りできます。初穂料 1,000円

  • 水谷九社めぐり(10分・30分)

※水谷九社めぐりの特別な御守と御朱印全て終わると、御守りと御朱印が授与されます。だいたい30分ほどで全てお参りできました。初穂料 1,500円

  • 国宝館(有料 500円:20分)

といったところなので、全体を回るなら2時間程度は見ておきましょう。