豊臣秀吉は京都の醍醐寺と奈良の吉野山で2度の大きな花見を行っています。

醍醐の花見は有名ですが、晩年の時期に開催されたものですが、

吉野の花見は秀吉が北條氏を降伏させ、戦国時代が終わった1594年に開催されたので、

なんと5000人の御一行だったそうです。

吉野の花見は、参加の規模から言っても醍醐の花見を大幅に上回るすごいものだったんです。

徳川家康、宇喜多秀家、前田利家、伊達政宗と、オールスターメンバー

桜を肴に酒を飲んで騒いで愉しむ、お花見の宴が日本人の間で一般化したのは秀吉の花見からとも言われています。

年月を 心にかけし 吉野山 花の盛りを 今日見つるかな

天下をとり念願の吉野の花見をかなえた秀吉の喜びが伝わってきますね

吉野山は秀吉が「絶景じゃ!絶景じゃ!」と子供のようにはしゃいだといわれる「吉水神社」の一目千本を始め、桜の見所は満載です。

また、吉野水分神社にお参りして、秀頼を授かったとも言われています。

秀吉の吉野の花見に関連するスポットをご紹介します。

桜の吉野山と豊臣秀吉の吉野の花見おすすめスポット

豊臣秀吉が吉野の花見を開催したのは、2月27日

2月??と驚かれるかもしれませんが、これは旧暦であり、新暦に直すと4月17日になるそうです。

最近は少し見頃が早くなってきていますが、昔は、中千本から上千本にかけてまさに花の見頃だったと思います。
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秀吉の吉野のお花見スポット

秀吉の吉野のお花見スポットといえば、

  • 本陣を置いた、吉水神社
  • 子供ができなかった秀吉が祈願した、吉野水分神社
  • 太閤が花見を行った場所として太閤の花見塚
  • 太閤の花見には加わっていませんが、千利休が手を加えたと言われる竹林院群芳園

吉水神社

豊臣秀吉の花見の本陣、吉水神社は

入ってすぐ右手に「一目千本」の看板があります。

ここからの眺めが、桜の名所「一目千本桜」で、秀吉が「絶景じゃ!」と喜んだ景色が広がります。

正面の書院には、秀吉公やねねさんが宿泊され、境内の庭では、徳川家康・伊達政宗・加藤清正・前田利家などを引き連れ、花見の宴をされたそう。

吉水神社は、南北朝時代に後醍醐天皇の行宮になったところで、

さらに遡れば、源頼朝に追われた源義経が静御前・弁慶らと身を隠した場所と、いろんな歴史の場面で登場します。

書院は重要文化財で、住宅建築として最古の遺構の一つといわれています。

世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一つです。

吉野の花見の時に詠まれた句

豊臣秀吉が吉野山の蔵王堂(ざおうどう)の歌合で詠んだ
とし月を 心にかけし吉野山  花の盛りを 今日見つるかな

の他の武将達の句もご紹介しておきます。

豊臣秀次
いつかはと 思ひ入りにし み吉野の  吉野の花を 今日こそは見れ

徳川家康
君が代は 千年の春も 吉野山  花にちぎりの 限りあらじな

前田利家
千早振る 神の恵みに かなひてぞ  今日み吉野の 花を見るかな

伊達政宗
君がため 吉野の山の まきの葉の  常磐に花も 色やそはまし

吉野水分神社と秀吉

上千本の一番上に位置する吉野水分神社。

こちらも世界遺産の一つです。

豊臣秀吉が吉野の水分神社で、子宝祈願をして、授かったのが秀頼ということなんです。

今の社殿は、慶長10年(1605)に秀頼によって創建されたそうです。

本居宣長も、父が吉野水分神社に祈誓した授かった子というのも有名な話です。
奥千本のバス乗り場から、歩いて約20分ほどで着きます。

こちらから、花見矢倉展望台を過ぎ、中千本に向かって、桜を見ながらの下山は最高の眺めです。

竹林院群芳園

上千本に位置する竹林院
聖徳太子の創建と伝わる寺院で、格調高い宿坊としても有名です。

竹林院群芳園は、千利休が作庭した回遊式庭園。その後、細川幽斎が手を加え改庭したと言われています。
そのとき使われた茶道具や屏風などは現在も竹林院に残っています。

竹林院群芳園は、「慈光院(大和郡山市)」「當麻寺・中之坊(葛城市)」と大和三庭園とされています。

太閤の花見塚

太閤が花見を行った場所として太閤の花見塚が残っています。

吉野駅の横の観光車道を登り、如意輪寺の手前の右側に、吉野山の町が一望できる「太閤花見塚」はあります。

蔵王堂や吉水神社を向かいの尾根から、桜を楽しむ位置になります。

ただし、如意輪寺から30分弱、吉野駅からも40分ほど徒歩でかかりますし、途中も車が通り危ないし、何のないので、如意輪寺あたりから蔵王堂を見れば気分は味わえます。

桜の吉野山 豊臣秀吉の花見をめぐるコース

吉野山の中心、金峯山寺は豊臣秀吉から寺領寄進の朱印状をあたえられてます。

・金峯山寺(きんぷせんじ)蔵王堂 ※特別公開中
・吉水神社(よしみずじんじゃ)
・吉野水分神社(よしのみくまりじんじゃ)
・太閤の花見塚
・竹林院群芳園

を周るには

太閤の花見塚が外れた不便なところにあるので、如意輪寺に変えてもいいと思います。

電車の場合
吉野駅からバスで如意輪寺駐車場(太閤の花見塚※如意輪寺駐車場から往復1時間)⇒中千本駐車場 徒歩5分ほど

竹林院近くの奥千本行きのバスで奥千本へ、
竹林院前〜奥千本(奥千本口)
ケーブルバス/所要時間:約15分/大人400円

奥千本⇒吉野水分神社⇒吉水神社⇒蔵王堂⇒ロープウェイか七曲を歩いて降りて吉野駅に
吉野大峯ケーブル(ロープウェイ)/所要時間:4分
大人500円(往復1000円)

所要時間:約5時間程度です
2018年はロープウェイが動いていませんののでご注意ください

桜の吉野山 大阪からの行き方

大阪・阿倍野橋駅〜吉野駅
近鉄南大阪・吉野線/所要時間:1時間21分
料金/1450円(乗車券:950円, 特急指定券:500円)
※急行だと約20分くらいプラス(特急券は不要)

桜の吉野山と豊臣秀吉

豊臣秀吉の花見も順調に開催されたわけじゃないようです。

秀吉が、絶頂の勢力を誇った文禄3(1594 )年、徳川家康、宇喜多秀家、前田利家、伊達政宗ら錚々たる武将をはじめ、茶人、連歌師たちを伴い、総勢5千人の供ぞろえで吉野山を訪れまし た。しかし、この年の吉野は長雨に祟られ、秀吉が吉野山に入ってから3 日間雨が降り続きました。苛立った秀吉は、同行していた聖護院の僧道 澄に「雨が止まなければ吉野山に火をかけて即刻下山する」と伝えると、道澄はあわてて、吉野全山の僧たちに晴天祈願を命じました。その甲斐 あってか、翌日には前日までの雨が嘘のように晴れ上がり、盛大に豪華 絢爛な花見が催され、さすがの秀吉も吉野山の神仏の効験に感じ入ったと伝えられています。

最後に

秀吉も愛した吉野の桜。
満開の時期はほんとすごい人です。最近はネットでチェックして来られる方も多いので、ますます、集中するようです。
道は整備されていますが修行道だけあって、結構キツめなので、服装はハイキングの服装で、特に足元は歩きやすいものにしましょう。
秀吉の気分を味わうには、上千本(中千本)が満開時がオススメです。