若草山の北麓を回って奈良市街を東から西へ向かい、奈良市役所近くで南へと方向を変える佐保川は、奈良市民にはお馴染みの川です。
大和郡山市の境までの約5キロの両岸には、ソメイヨシノ約1000本の桜並木が続いています。
毎年春になると、花のトンネルをくぐりに訪れる多くの人々でにぎわいます。

3月末~4月の上旬には、佐保川桜まつり燈火会・佐保川川路桜祭り・佐保川わいわい桜祭り・さくらマルシェなど、いろんなイベントが開催されます。

佐保川の桜並木の歴史は古く、江戸時代末期、

当時の奈良奉行、川路聖謨が荒廃していた奈良の寺院を再興するために観光名所を作ろうと桜の植樹をすすめたのだそうです。

有名な古木、川路桜は樹齢160年以上経ちます。

また、古都・奈良を流れる佐保川は、万葉集にも詠まれた由緒ある川です。

万葉集を楽しみながらん散策もよし、お弁当やBBQや

スポンサードリンク


佐保川の桜 川路桜の見頃や場所は 桜祭りもおすすめ

佐保川の桜並木は、奈良市民の憩いの場ですが、いろんなイベントも開催され、遠くからも来られます。

整備された河原で、お弁当を広げてもよし、お茶タイムもよし、子どもたちは、ズボンの裾をまくりあげて、お水にジャバジャバと遊べるすぷーすもあります。
ゆったり万葉集を楽しみながらの散策もよしと、いろんな楽しみができます。

佐保川の桜の見頃

佐保川の桜まつりなど、イベントが3月下旬から4月上旬に開催されるように、例年の見ごろもこのころです。

が、桜は天候で見頃が変わります。

奈良県立図書情報館のフェイスブックで確認することができます。
⇒https://www.facebook.com/library.pref.nara.jp/

川路桜って

佐保川の桜の植樹を進めたのは、江戸時代末期の奈良奉行・川路聖謨(かわじ・としあきら、1801~68)。
荒廃していた奈良の寺院を再興するために観光名所を作ろうと桜の植樹をすすめたのだそうです。

樹齢160年の巨木「川路桜」は見応えがあり、地元では「川路桜」と呼ばれ親しまれています。

川沿いの桜並木は樹齢30~40年で、奈良市内屈指の桜名所になっています。

佐保川の桜の地図

近鉄電車に乗っていると奈良~新大宮の間で渡る川が佐保川で、桜の季節は電車の中からも美しい景色が楽しめます。

佐保川の桜や川路桜の場所はこちらの地図にあるように、

桜並木は奈良市法蓮町の下長慶橋から同市杏町の大和郡山市境あたりまで続きます。

佐保川の桜 ライトアップは?

佐保川川路桜祭りの期間は

川路桜中心に大宮橋周辺~JR佐保川鉄橋がライトアップされます。

また、大佛鐵道記念公園の3本のしだれ桜もライトアップされています。

※年によって変わる可能性があります

奈良公園にあり人気の釜めしやさんもこの近くにあります^^;

佐保川の桜祭り

佐保川川路桜祭りの時期は、いろんな桜まつりが開催されます。

  • ライトアップ
  • 灯籠流し
  • 佐保川桜まつり燈火会
    大宮橋周辺~JR佐保川鉄橋
  • 佐保川わいわい桜祭り

の他に、川の終点近くの奈良県立図書情報館でも、さくらマルシェなどが催されることもあります。

佐保川の桜へのアクセス

大佛鐵道記念公園や大宮橋周辺~JR佐保川鉄橋

近鉄奈良駅から北西に徒歩15分
近鉄新大宮駅から北に徒歩5分、または西に徒歩8分、周辺一帯

奈良交通バス
近鉄、JR奈良駅から「奈良県総合医療センター」「学園前駅(南)※尼ヶ辻駅経由」「法隆寺前」「近鉄郡山駅」行き乗車、「三笠中学校」下車、東に徒歩3分、周辺一帯(桜並木の中央部エリア)

近鉄、JR奈良駅から「恋の窪町」行き乗車、「大安寺西二丁目」下車すぐ、周辺一帯(桜並木の南側エリア)
近鉄、JR奈良駅から「イオンモール大和郡山」「杏南町」行き乗車、「杏南町」下車、北西に徒歩12分(桜並木の南端)

奈良県立図書情報館

徒歩では新大宮駅・JR奈良駅から20分程度、

バスでは
JR奈良駅東口バス停(6番のりば)から県立図書情報館行き(22系統)に乗車し、終点。所要時間は20分程度です。
新大宮駅前(南口)バス停から四条大路南町行き(8系統)に乗車し、県立図書情報館西口下車、徒歩5分。所要時間は15分程度です。
近鉄奈良駅バス停(8番のりば)から県立図書情報館行き(22系統)に乗車し、終点。所要時間は20分程度です。

駐車場もあります。※図書情報館利用者のものです。
駐車台数:普通車311台、障害者用6台、バス5台の駐車スペース。
利用時間:午前8時45分から午後8時15分
利用料金:1時間までは無料で、それ以降は1時間毎に100円(バスは300円)

佐保川の桜 駐車場

佐保川沿いは、周辺駐車場が少なく確保が難しいこともあり、お勧めできません。

佐保川 万葉集

佐保川沿いにはいくつもの歌碑が立っています。桜と万葉集を楽しみながらの散策もいいですね。
『佐保川水辺の楽校』佐保川小学校
「佐保川の 清き河原に 鳴く千鳥 かはづと二つ 忘れかねつも」(作者未詳)

大佛鐵道記念公園
「佐保過ぎて 寧楽の手向に 置く幣は 妹を目離れず 相見しめとそ(長屋王)

法蓮町(夢窓庵入口)
「千鳥鳴く 佐保の河門の 清き瀬を 馬うち渡し 何時か通はむ」(大伴家持)


大佛鐵道記念公園から東大寺までは40分程度です。