江戸時代の街並みといわれていますが、今井町の歴史は古く、

中世の環濠集落を発祥とする、称念寺を中心とした寺内町で

織田信長に対しても反旗を翻す歴史を持ちます。戦国時代、江戸時代からの町並みと道路がそのまま残っており、基本的には16世紀と変わっていないとか。

今井町 観光するには、まず、今井まちなみ交流センター「花甍」へ行きましょう。

パンフレットや今井町の観光マップやジオラマ(今井町1/200模型)がおいてあり、観光の最初に訪ねると便利です。

ボランティアのガイドさんもおり、交通費1,000円で一緒に周ってくれます。

※ボランティアのガイドさんは前もって予約が必要ですが、そこで、待機されている場合もあります。いろいろ質問や相談に乗ってもらえます。

また、内部に展示してある今井町1/200模型とを見比べ 町全体のイメージを持たれることをお薦めします。

車で来られる方は、花甍の西側に観光駐車場もあります。

今井町の観光の散策マップ&ランチマップ 見どころと注意点は?

今井町は最近は、町家カフェも増えてきて、街歩きだけでなく、カフェ巡りも楽しめます。

しっかりしたお食事の場合は予約が必要なところが多いので、予定が決まっている場合は、前もって予約しておきましょう。

また、12:00~13:00の間はお昼休みで見学できないところもありますので、計画を立てるときは注意してください。

東西約600m、南北約310m、面積にして17.4haの地区内には、全建物数約1500棟弱のうち、約500棟の伝統的建造物があり、全国で最も多い地区となっています。

また、今井町は何度歩いても自分が今どこなのかわからなくなってしまいます。地図をもって歩くまたは、地図を持っている人や詳しい人と一緒に行動するようにしましょう。

今井町の観光マップ

今井町の観光おすすめルート

おすすめのルートをご紹介します。

花甍

春は桜もきれいです。


(高木家住宅)

河合家住宅

酒蔵の見学もできます

試食・試飲もできます。

坪岡醤油



豊田家

称念寺

現在修復工事中です。



今西家住宅

見学おすすめします。



(春日神社・旧常福寺)

旧米谷家住宅

サントリーの伊右衛門のCMのロケに使われました。

この縁側で、ドリフターズのたらい落としも撮影されたそうです。

 

河合家住宅(河合酒造さん)で日本酒 出世男、坪岡醤油さんでお醤油をお土産にするのもおすすめです。

では、ここの住宅についてご紹介します。

今井町の重要文化財

今西家住宅(昭和32年6月18日指定)

今井町の西口にあり、その西側は環濠となっている。
領主、代官の町方支配の一翼を担い、自治権が委ねられていました。堂々とした城郭風の外観
5月には環濠側に咲く菖蒲も素敵です。

今井町3丁目
慶安3年(1650)棟札
見学には事前予約が必要です。

受付時間10時~16時中に下記に連絡し、予約を入れてください。

公益財団法人 十市県主今西家保存会
電話 0744-25-3388
見学料金
大人400円・中学生以下200円・団体(10名以上)300円

見学時間 午前10時00分~午後5時00分(最終入館 午後4時30分)
休館日 毎週月曜日(祝日の場合次の平日)

素敵な奥様が説明してくれることもあります。

上田家住宅(昭和47年5月15日指定)

屋号を「壺屋」
今西家、尾崎家と共に惣年寄を勤めた家で、有力商家と共に「今井札」を発行するほど優れた経済力を持っていた。

今井町4丁目
事前に電話予約が必要です。
0744-23-5457
一般200円

豊田家住宅(昭和47年5月15日指定)

屋号を「紙八」といい、「紙半」から分家
建物は寛文2年(1662)のもの

今井町3丁目
ボランティアガイド同伴時のみ見学可能。
(ボランティアガイドについては、橿原市観光協会0744-20-1123に、見学希望日の3日前までに申し込んでください)

一般200円

中橋家住宅(昭和47年5月15日指定)

屋号を「米彦」といい、江戸時代は米屋
今井町3丁目
非公開

旧米谷家住宅(昭和47年5月15日指定)

屋号を「米忠」といい、金具商を営んでいた。
今井町1丁目10番11号
見学 無料
見学時間 午前9時~午後5時(但し12時~1時は閉館)
休館日 年末年始(12月25日~1月5日)

音村家住宅(昭和47年5月15日指定)

屋号を「細九」といい、金具商を営んでいた。
今井町1丁目
見学 300円
見学時間 午前10時00分~午後5時00分

高木家住宅(昭和47年5月15日指定)

江戸時代の生活用具や火縄銃なども展示しており、座敷に上がって見ることができます。
今井町1丁目
見学 300円
見学時間 不定期(見学可能時、玄関に内部公開中の札を掲げます)

河合家住宅(昭和51年5月20日指定)

江戸時代初期頃、上品寺村より移住し、古くより「上品寺屋(じょうぼんじや)」の屋号で酒造業を営んでおり、現在も造り酒屋を営業

今井町1丁目
無料(見学は1階のみ)
見学時間 午前9時30分~午後4時30分(但し、12時00分~1時00分は休み)

稱念寺本堂(浄土真宗本願寺派)

今井町は、この寺の境内地に発達した寺内町。
明治10年、天皇畝傍行幸のとき行在所となりました。
現在、復旧工事中で、一度解体した本堂を組み立てる大規模なものです。
2010年~2019年の予定でしたが、工事完成は2022年の予定のようです。

修復されて当時の姿に戻った称念寺を見るのが待ち遠しいです。

県指定重要文化財

旧上田家住宅(丸田家住宅)(昭和56年3月17日指定)

今井町4丁目
非公開

山尾家住宅(昭和60年3月15日指定)

北尊坊通りの北側
今井町1丁目
事前に電話予約 0744-23-9478
今井まち衆博物館新堂屋 拝館料400円

旧高市郡教育博物館
今井まちなみ交流センター「花甍」(平成2年3月9日指定)

明治36年(1903)高市郡教育博物館として建設。今井町役場を経て、
平成7年から、この町の歴史や文化を紹介してくれる博物館、資料館 今井まちなみ交流センター「花甍」としてオープン。

休館日:年末年始(12月29日~1月3日)
開館時間 :午前9時~午後5時まで(最終入館は4時30分まで)
入館料:無料

今井町の観光の起点です
他にも

  • 称念寺太鼓楼(平成6年11月7日指定)
  • 称念寺庫裡・客殿・対面所(平成10年3月20日指定)
  • 順明寺表門(平成6年11月7日指定)順明寺は、旧北町、北尊坊通りの西端にある浄土真宗本願寺派の寺院
    表門は1638年(寛永15)の建立
    春の桜、秋の紅葉もおすすめ
  • 旧常福寺観音堂(昭和51年12月1日指定)
  • 今井町の西南隅、春日神社の境内
  • 旧常福寺表門(平成6年11月7日指定)明治初年の廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)によって現在は廃寺。

今井町のランチマップ

今井町のランチおすすめ

しっかり食べたいという場合は、予約が必要なお店が多いです。
ここでは紹介していませんが、岡山の人気カフェ うのまち珈琲店など新しいお店が次々できています。
⇒うのまち珈琲が奈良の今井町にオープン 駐車場は?

予約がいるお店

今井町 きふう(㐂風)

完全予約制 懐石・会席料理

橿原市今井町4-2-14
11:30~15:00(L.O.13:30) 17:00~22:00(L.O.21:00)
お店の駐車場は道を挟んで向かい側にあります
カウンターがあり、一人利用にもおすすめ

今井町 tama
ミシュランの掲載もあるフレンチ
素敵な空間でおいしい料理をゆっくりと

橿原市今井町4-5-14
12:00~15:00 18:00~22:00
定休日 水曜日

予約がいらないお店

予約はいらないですが、いずれも人気のお店なので、ピーク時間は入れないこともあります。時間をずらせない方は予約しておくのが確実です。

今井町 ハックベリー
人気のカフェです。
ボリュームしっかりあります

橿原市今井町1-3-3
11:00~23:00(L.O)
定休日 火曜日

今井町 クール ルポ
橿原市今井町2-8-12
11:30~17:00(LO)
金~日曜のみ営業、不定休

今井町 粋庵
今井膳で一杯がおすすめです
そば、割烹・小料理、居酒屋
橿原市今井町1-4-35

11:30~13:30、17:00~22:00
定休日 月曜

今井町の観光 見どころと注意点

今井町は普通に生活している街なので、見学にはお昼休み(12時~1時)があるところが多いです。

今井町は、防御のために、迷うように作っていますし、途中から同じような街並みに見えてきて、自分がどこから来たのかわからなくなります。何度も行ってる私も地図を見ないと目的地に着かないです。

道に迷うことも含めて楽しんでください。ただ、集合時間などがある方は、案内の方からはぐれない、地図で場所を確認しておくなどは気を付けてください。

寺や大きな家以外にはつかわれない本瓦葺きが多いです。

目の高さだけでなく、視線を上げて、屋根や鬼瓦、2階部分の優れた意匠もしっかりチェックしてください。