春日大社は一之鳥居から本殿までが遠いので、本殿へ行っただけで満足される方や、万燈籠の時だけ参拝して、春日大社は行ったことがあるって思っている方が多いのではないでしょうか?

藤や万燈籠の時に本殿も参拝されたと思いますが、

本殿以外にも、見どころはあります。

平成28年10月にリニューアルオープンした国宝館、
若宮十五社めぐり
140年ぶりに龍王社を再興して始まった水谷九社めぐり
萬葉植物園
等、
鹿もお散歩している表参道から自然の中でゆったりと過ごしたい神社です。

他にも、鹿みくじやハートの絵馬

風情のある、お茶屋さんや、近くにはキッシュのお店やかき氷の人気店もあります。

春日大社の見どころとアクセスについて、ご紹介します。

春日大社の見どころを簡単に

春日大社は広いです!!1日かかっても、すべて参拝できないほどです。

春日大社表参道の南に広がる飛火野も春日大社の一部になるんです。

春日大社から、南へはささやきの小径(志賀直哉旧居がある高畑に抜ける散歩道)や新薬師寺や入江泰吉記念写真美術館
春日大社から、北へは若草山の登山口から手向山八幡宮、お水取りで有名な2月堂から大仏殿へとなかなか素敵な散策ルートになっています。

参道も素敵です。

春日大社の敷地自体は大きく若宮や紀伊神社などの若宮15社めぐりや、水谷九社めぐりを回れば全体で2時間はかかります。

できれば、1日では体力的にも厳しいので、何度も訪れたいですね。

春日大社表参道

一之鳥居から二之鳥居を経由して春日大社本殿まで

一之鳥居より約1.2km歩いて二乃鳥居、東大寺参道に比べると観光客が少ないので、鹿たちもゆったりとしています。

鹿たちと戯れならが、お散歩気分で歴史ある参道を歩い行きましょう。

江戸三(えどさん)

一之鳥居をくぐるとすぐに、右手奥に見える点在する数寄屋風の風流な離れは、
明治四十年創業の料理旅館「江戸三」さん。昼食利用にも人気です。
江戸三さんから更に南に行くと、片岡梅林、鷺池・浮見堂に続きます。

大楠

参道を本堂に向かって歩いていくと、左に飛火野が広がっています。
大きな楠は、明治天皇の玉座跡に記念植樹されたもので、樹齢は約100年。3本が寄り添って立っている不思議な木です。

飛火野

飛火野と呼ばれる広い芝生。鹿たちの楽園です。鹿よせはここで行われます。
子供が小さなころは、ここによく来て遊んでいました。

鹿苑

萬葉植物園の手前右側に鹿苑(ろくえん)という鹿の保護施設があります。

6月には、生まれたてのシカの親子が保護されていて、

10月に「鹿の角きり」が行われる場所です。

鹿について知りたいという方はぜひ訪れて下さい。

春日荷茶屋

春日荷茶屋(かすがにないじゃや)の名物は万葉粥です。

二乃鳥居

二乃鳥居をくぐってすぐ左手にあるのが伏鹿手水所(ふせしかのてみずしょ)も

本殿

春日大社境内には石燈籠が約2000基、釣燈籠が約1000基あります。

8月のお盆の時期、節分には万燈籠(まんとうろう)といって前燈籠に灯りがともります。

「本殿前特別拝観」だけが有料で、初穂料500円が必要です。

南門

南門は重要文化財

本殿前特別拝観

南門を入ると右側に受付があります。

正面左奥の拝殿のような建物は「幣殿・舞殿(へいでん・ぶでん)」で、その内側を見学できます。

4つの御本殿のすぐ前にある高さ10mの「中門」、そこから左右に伸びる「御廊(おろう)」や「回廊」をゆっくり見学できます。

また、江戸時代まで神職の詰所だった「藤波之屋」では暗闇の鏡張りの部屋で釣燈籠を灯し、年に3回しかない『万燈籠』を再現しています。

鹿のおみくじ

砂ずりの藤

5月初旬頃に花房が1m以上にも延びます

若宮十五社めぐり

南門の手前、右(南)側には若宮様がご鎮座され、その周辺は昔、参詣に訪れた人々が様々な思いを胸に、神めぐりをした場所として伝えられています。

人が生涯を送る間に遭遇する様々な難所をお守りくださる神々が、若宮様を中心にお鎮まりになられております。

若宮15社めぐりを希望される方は夫婦大国社で受け付けをします。
第一番 若宮神社
第二番 三輪神社
第三番 兵主神社
第四番 南宮神社
第五番 廣瀬神社
第六番 葛城神社
第七番 三十八所神社
第八番 佐良気神社
第九番 春日明神遥拝所
第十番 宗像神社
第十一番 紀伊神社
第十二番 伊勢神宮遥拝所
第十三番 元春日・枚岡神社遥拝所
第十四番 金龍神社
第十五番 夫婦大國社

夫婦大国社

夫婦の大黒様を祀る縁結びの夫婦大国社

日本で唯一、夫婦の大国さまを祀るお社で恋愛のパワースポット。

ハートの絵馬にハートの水占いがよく雑誌に紹介されていますが、お社の中にある「おしゃもじ」もお忘れなく。
夫婦円満、良縁、家内安全、老後の守護

水谷九社めぐり

創建1250年に合わせて龍王社や近くの摂社・水谷神社など9社を巡る「開運招福水谷九社めぐり」(初穂料1500円)を新設し、2018年9月1日から巡拝できる。所要時間は約30分

春日大社境内の北側、「水谷神社」や若草山方面へと抜ける参道沿いにある春日大社の「境内末社」を参拝します。
第一番 総宮神社
第二番 一言主神社
第三番 龍王社
第四番 水谷神社
第五番 浮雲神社
第六番 晴明神社
第七番 愛宕神社
第八番 天神社
第九番 船戸神社

龍王社

水の神にちなんで小さな池の中心に設けられた朱塗りの社殿。
明治の神仏分離政策に伴って社殿が失われ、大社が今年に創建1250年を迎えたことを記念して2018年再建。

水谷茶屋

かやぶき屋根で風情ある水谷茶屋(みずやちゃや)は四季折々の景色が綺麗です。

昔の時代にタイムスリップしたような紅葉は一見の価値ありです。
わらび餅や葛切りもおいしいです。

⇒水谷茶屋の近くにはこんなゲストハウスもあります。
ザ・ディアパークイン

国宝館

萬葉植物園

国内初の萬葉集に詠まれている植物を植栽することを主体とした
萬葉植物園の第一号として昭和7年に開園されたんだよ。
現在でも萬葉植物の8割以上に出会うことのできる国内でも最大規模の萬葉植物園。
子供の日と文化の日には萬葉雅楽会も開催されます。

⇒萬葉植物園の最新の開花情報はこちら

春日大社の見どころとアクセス

広々とした春日大社へのアクセスは、近鉄奈良駅から歩くと25~30分かかります。

本殿だけでなく、水谷九社めぐり・若宮十五社めぐりなどをする場合は、

近鉄奈良からでもバス利用がおすすめです。

一乃鳥居から参道を歩いても約20分はかかりますので、

春日大社本殿近くへ行く70,97系統(春日大社本殿行き)は本数が少ないですが、おすすめです。

他の系統のバスは春日大社前や東大寺大仏殿または、春日大社表参道下車で、どちらも下車後本殿までは、徒歩15~20分位はかかります。


バス停は春日大社駐車場内にあるので、

バスでも車でも同じ場所まで行けます。

春日大社駐車場は、二の鳥居の北側、向かって左奥にあり、一日1000円。

二の鳥居から本殿までは約250mの緩やかな登りで徒歩3分ほどです。

もし、高畑の志賀直哉旧居や新薬師寺方面から春日大社に行く場合は、

市内循環バスで「破石町」下車徒歩13分ほどで新薬師寺です。

新薬師寺から志賀直哉旧居⇒ささやきの小径を歩いて15分ほどですが、ここはゆっくりと散策をお勧めします。

春日大社の敷地自体は大きく若宮や紀伊神社などの若宮15社を回れば全体で1時間でしょうか

春日大社への電車でのアクセス

近鉄奈良駅から歩くと約25分
東大寺大仏殿より徒歩約20分
春日大社へのバスは近鉄奈良から5系統ありますが、本殿までは、70,97系統(春日大社本殿終点下車)しか行きません

近鉄奈良・JR奈良から市内循環外回りバスで春日大社表参道前で下車して徒歩約10分
飛火野という広い芝生の広場前

春日大社への車でのアクセス

春日大社の正面にある駐車場
奈良公園内にある。公園内の道路の一番奥にロータリー状に整備されており、規模は大きく使い勝手が非常に良い駐車場です。

バス・乗用車合わせて100台駐車可能

開場時間は
2月~11月 7:30~17:00
12月~1月 7:30~16:30

駐車料金 乗用車 1000円・バイク 300円

ただし、観光シーズンの土日祝日には駐車場が満車になったり、駐車場までの道路が混雑したりして、数時間かかる場合があります。

春日大社の見どころを簡単にまとめると

私のおすすめのコースをご紹介します。
本殿⇒水谷九社めぐり⇒水谷橋※水谷茶屋やレ・カーセ(キッシュ専門店)でランチやお茶⇒若草山⇒手向山八幡宮⇒二月堂※龍美堂でお茶(ふるふるのわらび餅)⇒依水園⇒県庁屋上⇒近鉄奈良
紅葉のころには鉄板のコースです
4~5時間くらいはとってゆったりお過ごしください。

新薬師寺⇒志賀直哉旧居⇒ささやきの小径⇒若宮十五社めぐり⇒本殿
2時間くらいはとってゆったりお過ごしください。

表参道⇒浮見堂⇒飛火野・鹿苑⇒本殿
2時間程度、子供と鹿の楽園、飛火野にいると、なかなか動けません。鹿の楽園は子供の楽園であるようです。

表参道⇒夫婦大国社(若宮十五社めぐり)⇒本殿⇒水谷九社めぐり⇒水谷茶屋⇒若草山登山口
2~3時間くらい、水谷茶屋から階段を上がり、若草山が目に飛び込んでくる時、ちょっと感動します。

お時間をとって、ゆったり奈良を楽しんで下さいね!!