ナメゴ谷ってご存知ですか?最近はポスターに使われたり、

尾根筋だけ広葉樹がのこり、
秋になると紅葉した樹木が尾根をうねり、龍が登っていくような珍しい光景を創り出しています。

私は、初めて知ったときちょっと衝撃でした。

近くにこんな素敵な場があるんだ!?これぞ、絶景って感じです。

秋だけでなく、桜のシーズンもこんな感じでなかなかの絶景です。

ナメゴ谷は吉野郡上北山村と天川村の間にあるので、奈良の市街部からでも車で2時間強はかかります。

ナメゴ谷の紅葉の見ごろや行き方と、

気になる、なぜこんな風景が生まれたのかということについてまとめています。


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ナメゴ谷の紅葉の見頃と行き方、ナメゴ谷はなぜ生まれたの?桜の見ごろは

ナメゴ谷は数年前に写真がコンテストで入賞したのがきっかけで、知られ最近はカメラの方を中心にすごい人気です。

昭和30年代に植林された針葉樹の杉の山肌の緑に対して、紅葉している尾根筋は桜、ブナ、ミズナラ、ヒメシャラなどの広葉樹です。

秋は黄、赤、オレンジと鮮やかに紅葉し、春には尾根の所々が淡い桜色に染まります。

防火林の一面もあるようですが、
修験道と関係しているという話をきいたことがあります。

ナメゴ谷の紅葉の見頃と行き方

紅葉の見頃は10月の下旬から11月半ばです。

見頃の週末には、早朝から多くのアマチュアカメラマンが集まります。100人近くなることもあるのだそう。

午前1時に着きましたが、すでに場所取りの人でいっぱい。

午前7時過ぎ、稜線(りょうせん)から顔を出した太陽がナメゴ谷を照らすと、山間に歓声とシャッター音が響き渡った。

いちばん良い写真が撮れるのは日の出からの数時間で、尾根の紅葉に斜光がきれいに入ると最高だそうです。
ナメゴ谷の桜の見ごろは4月中旬です。

ナメゴ谷への行き方

国道309号(行者還(ぎょうじゃかえり)林道)と呼ばれる道沿いの64番カーブ付近が撮影スポット。

上北山村から天川村に向かって登る途中

吉野郡上北山村西原
お問い合わせTEL 07468-2-0001 (上北山村役場地域振興課)
交通アクセス 南阪奈道路葛城インターチェンジから車で
国道169号を南下、国道309号へ(約2時間20分)

ナメゴ谷の観賞地点〜行者還トンネルは通行止めなのでアクセスは上北山村側169号からしか来れません。11月下旬からは冬期閉鎖なので注意です。

上北山村の公式ブログ「かみブログ」で紹介されていますので、行く前にはこちらをチェックしてください。

⇒かみブログでチェック

ナメゴ谷の駐車場

駐車場はありませんが、撮影ポイントのすぐ横の道路脇に駐車スペースがあり、5~6台は停めることが出来ます。駐車スペースから撮影ポイントまでは、徒歩5秒です。

ナメゴ谷の紅葉ツアー

吉野郡川上村のホテル杉の湯さんではナメゴ谷見学付プランがあります。

龍が登る紅葉!ナメゴ谷見学付プラン
ホテル杉の湯主催「紅葉のナメゴ谷見学付宿泊プラン」
11月8日(水)宿泊 → 見学11月9日(木)

行者還林道沿いから望むナメゴ谷(吉野郡上北山村西原)は、山肌は常緑の針葉樹、尾根筋だけに広葉樹が植生し、秋には紅葉した樹木が尾根をうねり、龍が昇って行くような珍しい光景を創り出します。そんな光景を見にお連れいたします。
※トレッキングはしません。見学のみ。ホテルから現地までホテルバスで片道1時間です。

参加費  13,500円(税・サ込)
参加費に含まれるもの1泊2食(朝食はおにぎり)、お茶、保険料、送迎
定員:20名様(少雨決行)

ホテル杉の湯へは、近鉄大和上市駅からホテルの送迎バスがある。

春の桜のシーズンにも実施されます。

ナメゴ谷はなぜ生まれたの?

このような光景になった理由は所説あります。

山火事の延焼防止などのため、針葉樹と比べて燃えにくい広葉樹をそのまま残した。

山頂部や尾根筋の原生林を切らずに残し、土砂崩れなどの災害を防いでいる。

領土の境界線。

という説もあるようですが、

修験道と関係しているという話もきいたことがあります。

桜と共に生きるで、吉野・金峯山寺 櫻本坊 の巽 良仁住職の話の中で

「奥駈(峰入修行)中に山道で便意をもよおした時は、尾根筋から離れて用を足す」

修験にとって尾根筋は聖なる場所、祈りの道だから大便も小便もしたらあかんと。

「聖なる道やから木も伐採したらあかん」と巽住職のお父さんが言っておられたと。