星まつり・星祭と聞くと、七夕?とか、関西では阿含の星まつりを連想される方も多いと思います。
一般的には、星まつり・星祭は一年の災いを除くために、各人に定められた「本命星(ほんみょうじょう)」、「当年星(とうねんじょう)」などの諸星を祀る法要のことを言います。
一年の始まりの節目である節分に行われることが多いです。
最近、節分星祭というところが多くなったように思います。
奈良の星まつりを開催しているところをご紹介します。
ちなみに、阿含の星まつりは阿含宗の主催で、毎年2月11日、
「炎の祭典・阿含の星まつり 神仏両界大柴燈護摩供」として京都の阿含宗本山境内地で開催される護摩法要です。
2012年までは毎年、京都テレビでTV中継も行われていました。
星まつりと節分 阿含の星まつりとは違うの?奈良の星まつりは?
阿含の星まつりは護摩壇から十数メートルの浄火が燃えあがる火の祭典で、阿含宗は1978年にできた仏教系の新宗教だったんですね。
星まつりの意味は
星まつりは、一年の災いを除くために、各人に定められた「本命星(ほんみょうじょう)」、「当年星(とうねんじょう)」などの諸星を祀る法要のことを言います。
「本命星」は、生まれた年の干支によって定まり、一生変わることのない縁深い星。また「当年星」は、一年ごとに廻ってその年の吉凶を左右する星。
星まつりは、これらの星によって定まる吉凶を受け、星廻りの悪い年は悪事災難から免れるように、星廻りの善い年はより善い一年となるように祈願することです。
天下国家に起こる各種の災害や個人の災いを除くというところもあれば、
各種祈願(厄除・安産・子授け・良縁・合格・家内安全・病気平癒など)の成就を祈願する祭とあるところもあります。
星供養(ほしくよう)、「星供」(ほしく)とも呼ばれます。
密教系の寺院で多く行なわれ、北斗七星や二十八宿などが配された星曼荼羅(北斗曼荼羅)を掲げ、妙見菩薩を本尊とする。
という説明もありますが、
お寺だけでなく、神社でも行われているところもあります。
当年星の早見表 2019年
星まつりと節分
節分は「季節を分ける」意味で、
各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日のことです。
江戸時代以降は特に立春(毎年2月4日ごろ)の前日を指す場合が多いです。
星まつりは、一年間の幸福を祈り、災いを除くために、祈願するので、1年の始まり、春の節分に行なわれることが多いようです。
奈良の星まつり
星まつりは基本、星回りの悪い年は悪事災難を免れるよう、善い年はより一層善くなるよう、祈願する法要なので、星まつりまでに祈祷を直接お寺、もしくは郵送で申し込んでおくことになります。
祈祷だけのところ、節分の豆まきや鬼追いの儀式などの行事と一緒に行うところと、いろいろです。
奈良公園周辺でも
2月3日の節分の日には
元興寺や東大寺の二月堂
大安寺や帯解寺や西大寺でも星祭や節分会が行われます。
奈良県の観光情報サイトあをによしなら旅ネットには他にも
霊山寺・大和神社・長谷寺・大神神社・安倍文殊院・金剛寺・往馬大社・宝山寺・志都美神社・信貴山朝護孫子寺・法輪寺・法隆寺・壷阪寺・橘寺・金峯山寺・龍泉寺・天河大辨財天社等
いろんなところでの星まつり・節分会について紹介されています。
⇒奈良公園の節分の日の行事については、こちらにまとめています。