室生寺は奈良県宇陀市にある名刹です。

奈良時代に天武天皇の発案により創建されたという説もあるそうです。

境内には国宝の五重の塔をはじめ国宝・重要文化財が多くあり、どれもすばらしいです。

朱塗りの美しい日本最小の五重塔が印象的です。

金堂の十二神将、釈迦如来、薬師如来、地蔵菩薩・・・特別公開は2019年の春の分で終わりのようです。

2020年春にオープンする、宝物殿で一部の仏像は拝観することができます。

他にも、鎌倉時代に創建された重要文化財の弥勒堂、国宝の本堂(灌頂堂)

日本三如意輪の一つに数えられる如意輪観音菩薩像と見どころ満載です。

室生寺は自然の静けさの中にどこか優しい美しさが感じられ、境内全体が国宝指定されてもおかしくない感じです。ゆっくりと感じてほしので、時間に余裕をもって計画されることをお勧めします。

ただ、室生山の山麓から中腹に堂塔が散在する山岳寺院なので、階段が多いので、脚に自信のない方には厳しい参拝になります。

特に奥の院までは700段の階段を上って行かなければなりません。

しかも、自然の石で組んであり、高さも形もばらばらで、上りにくいので、結構大変です^^;

が、脚に問題がなければ、是非奥の院までいってほしいです。

室生寺の奥の院への階段は膝の悪い人には無理?

室生寺は、女人高野と呼ばれているので、以前は尼寺だったのかと思いますが、尼寺ではありません。

高野山は女人禁制でしたが、室生寺は女性の参詣を認めていたから女人高野と呼ばれていたのだそうです。

室生寺の奥の院へルートは

室生寺はわかりやすい参拝ルートです。

太鼓橋⇒受付⇒仁王門⇒鎧坂(階段)⇒弥勒堂⇒(階段)⇒金堂⇒(階段)⇒本堂⇒(階段)⇒五重塔⇒(階段)⇒奥の院とすすみ、同じルートを戻ってくる感じです。

写真でもわかるように、それぞれ階段があります。

「五重塔」の後ろに、「奥の院」へと続く参道があります。

杉木立の急な坂を進むと「無明橋」があります。橋から先、370段余りの石段を登るとやっと「奥の院」に辿り着きます。

無明橋

途中にはこんな一休みコーナーも

左の写真が登り、右の写真は下りです。

室生寺の奥の院って

奥の院には、御影堂(大師堂)・常燈堂(位牌堂)・御供所がコンパクトにまとまっています。

奥の院の「御影堂」は、鎌倉時代の建物。厚板に高野山御影堂の形式を伝える唯一の建物とのことです。

「御影堂」の傍らには、諸仏出現岩といわれる岩場があり、その頂上には七重石塔が建っています。

屋根の作りにびっくりしました。

常燈堂(位牌堂)は清水の舞台のような造りです。

こちらで御朱印がいただけます。

室生寺の奥の院への階段の段数

階段脇の石楠花が素敵で、写真映えもするのですが、結構大変です。

仁王門をくぐると、左側に鎧坂と呼ばれる石段があります。ここを上ると金堂に至ります。ここから奥の院まで、のべ700段の石段です。

奥の院に向かう途中「無明橋」があり、橋から先、370段余りの石段があります。

脚の悪い方は、金堂までも、結構きつそうでした。

五重の塔まで行かず、金堂で引き返しておられる方もいました。

こちらの階段は自然石積みなので、高さや幅が違うので、注意しないと躓きそうです。

一緒に行った友達が、

四国の金比羅さんの階段 1400段も登ったことあるけど、こんなしんどかったかなって言ってたくらいです。

室生寺の奥の院の所要時間

奥の院自体は、10分もあれば十分です。

奥の院への往復に40分ほどかかりますので、50分くらいは見ておきましょう。

奥の院まで行かずに五重塔までの拝観なら40分~1時間。

奥の院を入れると、参道もうろうろして2時間程度です。

室生寺の奥の院の特別開帳は毎月21日に

奥の院の弘法大師を祀る「御影堂」では、毎月21日に

弘法大師御影供法要 弘法大師像御開帳(奥之院)がされていて扉が開かれています。

室生寺の奥の院の御影堂に祀られている若かりし弘法大師像 秘仏 弘法大師42歳像。なかなかいいですね。

奥深くで伽藍を見守っておられます。

室生寺の奥の院のまとめ

山寺なので奥の院だけじゃなく、石段が多いです。特に奥の院へ行く石段は狭く急で、しかも自然の石で出来ているので高さも形もバラバラ。登りにくくて大変でした。手すりの高さが低くて持てないのも更に大変にしています。

が、それ以上に仏像もお堂も境内全体が素敵でした。

GW前で、まだ人も少なく、シャクナゲを楽しめました。
青紅葉もいいですが、紅葉のシーズンもおすすめです。

私は桜の時期に訪れたことがまだありませんが、桜のシーズンもいいかと思います。

トイレは、受付すぐの納経所の横に新しいトイレがあります。奥に行く前に行っておきましょう!!