朝護孫子寺は日本最初の毘沙門天王出現の霊場です。

1400年程前、聖徳太子が対立していた物部氏の討伐に向かう途中のこの信貴山において、戦勝の祈願を行うと天空に毘沙門天王が出現し、勝利のための秘策を授かったといわれています。

その秘策を授かったのが寅年・寅日・寅の刻だったので、信貴山 朝護孫子寺には世界一の張子の虎をはじめ多くのトラに出会えます。

ちなみに、トラは毘沙門天の使いとされています。

虎だけでなく、信貴山 朝護孫子寺はテーマパークのようにいろんな見所があるので、古寺のような趣には少し欠けますが、また違った楽しみ方ができるお寺なんです。

奈良ではこんなに、ガンガン来る感じのお寺は珍しいです^^

また、元旦は、奈良盆地から昇る初日の出を、本堂の舞台から拝むこともできます。

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信貴山 朝護孫子寺のご利益と見どころ 銭亀堂・戒壇めぐりって?

信貴山 朝護孫子寺は、庶民信仰の寺として人々からは『信貴山寺』と親しまれています。

奈良では珍しく、ご利益を前面に出しているお寺です。

実際、パワーが感じ、いろんな工夫がされているので、見どころが多いです。

拝観だけでも、2時間はしっかりとっていただきたいです。

また、塔頭が宿坊になっており、修行体験などもありますので、宿泊もおすすめです。

信貴山 朝護孫子寺の読み方

信貴山 朝護孫子寺はなかなか読み方がむつかしいです。

しぎさん ちょうごそんしじ

と読みます。

信貴山 朝護孫子寺は聖徳太子が天空に現れた毘沙門天王から秘策を授かり見事勝利したことで、太子自ら、天王のお姿を彫刻し伽藍を建て、信ずべき貴ぶべき山として『信貴山(しぎさん)』と名付けました。

さらに醍醐天皇の時代(910年)、天皇の病気回復を命蓮上人(みょうれんしょうにん)が毘沙門天王に祈願すると、 たちまち全快されたことから、朝廟安穏・守護国土・子孫長久の祈願所として『朝護孫子寺(ちょうごそんしじ)』と呼ばれるようになりました。

信貴山 朝護孫子寺のご利益と見どころ

仁王門から赤門に行くと大寅にびっくりさせられます。

赤門の手前にも左右に行く道があったり、赤門をくぐっても分かれ道になっていたりします。

見どころ満載なので、ポイントを押さえて拝観してくださいね。

まずは本堂を目指して、毘沙門天さま(毘沙門さん)に、日頃の感謝を伝えましょう。

心願成就に徳のある毘沙門天さまの、

父母孝養・功徳善根・国土豊饒・一切衆生・無常菩提の言葉を再認識しましょう。

本堂のご祈祷は、まるで戦に行く前の祈りの様な緊張感が迫ってきます。
勝負事や強いパワーが欲しい方にはパワーがわいてきます。

戒壇めぐり

本堂階下の「戒壇めぐり」は経験してみることをお勧めします。全く何も見えないところを中心の壁伝いに歩き、唯一薄明るいところにある扉の「鍵」を触ると功徳があるそうです。本当に真っ暗ですよ。

虚空蔵堂

虚空蔵菩薩は弘法大師・空海が青年時代に修行された「虚空蔵求聞持法」の本尊で宇宙全体に満ちている仏様の無量無尽の知恵や功徳を蔵する菩薩です。特に「入試合格」「学業成就」に霊験

あと、信貴山というとなんといっても気になる金運!?ですね
信貴山の金運スポットをご紹介します。

虚空蔵堂近くには、大金とある石もあります。
この石を抱えると大金を抱えることに。なんて話もあります。

千手院 銭亀堂

日本で唯一の金運招福の神・銭亀善神さまを祀る「銭亀堂」。
銭亀善神さまは、欲しいものが手に入らなくて苦しんでいる人を助ける神、
金運を運ぶ神として崇敬を集めています。

商売繁昌や金運招福を祈願される方が絶えません。

毎年4月の第1日曜に行われる「銭亀祭」の日のみ御開帳され、
黄金の銭亀善神御神体に直接触れることができるそう。

封筒と壱億円の御札、金銀の銭亀御守のセットを授かり、
自ら祈願してご利益をいただけるというもの。

1.お賽銭箱の左右にある石臼の上に
封筒、壱億円御札、金銀の銭亀御守の順に置く。
この時に銭亀御守の頭を銭亀善神様の方に向けること。

2.石臼の前の枠に足を揃える。

3.財布を壱億円の御札の上に置き、
財布の上に銭亀御守を乗せる。

4.「南無銭亀善神(なむぜにがめぜんじん)」と唱えながら
時計回りに石臼を3周廻す。
これで金運のまわりがよくなり、大変なご利益があるそう!

ご祈祷は以上で終了。

家に帰ったら壱億円の御札の裏に名前と住所を記入したのち
壱億円を表にして封筒に貼る。
宝くじ当選を願う人は、封筒の中に宝くじを入れて、神棚にお祀りしておくこと。
神棚がない場合は、寝室の頭より高いところに祀るのでもOK。
祀る方角は東または南向き。足元に祀ってはいけません。
またご利益を授かったら、御礼参りの御供は必須!ご利益が続きます。

千手院のゆめかなう堂

千手院護摩堂の手前左側にあります。
右には、なでると運が開ける、なでとら。
左は、なでると福がさずかる、なでうさぎ。
手を広げて、親指を手前の石の穴に入れ、一周回すと夢が叶います。だそうです^^

成福院 融通殿

『融通殿』には、如意宝珠(如意融通尊)がお祀りされています。

成福院融通殿にある、願いが叶う
融通撫で小槌
です。
おなじく融通殿にある大黒天さまです。
賽銭箱は大きな巾着です。

融通ひょうたん;願い事を書いて、自宅の東方に置いてお祈りします。

成福院三福神堂の横には、阿形として金の狛寅が。
三神堂には、弁天さまを本尊として、左脇侍に福運と豊作の大黒さま、右脇侍には開運と大漁の恵美寿さまが祀られています。

玉蔵院 融通堂

融通さんと呼ばれる如意融通尊をお祀り ここが一番ご利益があるという方もおられます。

お金を大切に入れておく寅の子がまぐちや立身出世や昇進の功徳がある純金御守もあります。

満願の寅

寅の足を撫でると願いが叶い、くわえたお札を触ると金運が上がるとか。

いかがでしょうか。

もちろん金運だけではなく

剱鎧護法堂

約千年前、醍醐天皇が重い病にかかられ、命蓮上人が天皇の勅命により毘沙門天王に、病気平癒の祈願をされたところ、加持満願となる日に、剱鎧護法の使者が醍醐天皇の枕元に現れ、天皇の病は癒されました。

とあるように、剱鎧護法堂は無病息災、病気全快の霊験あらたかな神として篤く信仰されています。

信貴山 朝護孫子寺 営業時間

生駒郡平群町信貴山2280-1

近鉄 信貴山下駅→奈良交通バス 信貴大橋下車徒歩約5分
近鉄 信貴山口駅→ケーブル 高安山駅→近鉄バス 信貴山門下車徒歩約10分

⇒信貴山の朝護孫子寺へのバスでの行き方や駐車場はこちらにまとめています

⇒朝護孫子寺の塔頭は宿坊になっています。宿坊を利用していろんな体験もおすすめです

公開:4月~9月 8:30~17:30
公開:10月~3月 9:00~17:00

開運橋 バンジー

さらに、最近は開運祈願のバンジーができると話題の開運橋まであります。

また、猪神社もあるんです。

⇒猪上神社は信貴山にあります