洞川温泉は道の両側に二十数軒の旅館や各種土産物店やお食事処が軒をつらね、風情のある独特の温泉地です。
最近は夜に縁側で天の川カフェといったイベントもあり、ますます魅力的です。
洞川温泉は山岳宗教の山 大峯山への修験者や大峯山龍泉寺にお参りする参拝者で古くからにぎわってきました。
最近は、若いお客様も多いです。西の軽井沢と呼ばれているとか??
役行者に仕えていた後鬼と呼ばれる鬼の末裔が宿場町を築いたとの言い伝えがあります。
夜は、なんだか、「千と千尋」に出てくる旅館街のようなような不思議な雰囲気になります。
さらに、夏の間は、縁側カフェも楽しめます。
鍾乳洞や紅葉の名所のみたらい渓谷など自然も楽しめ、ごろごろ水に代表されるミネラル分を適度に含むおいしくて体に良い水も湧き、名水で作った豆腐屋さんや名水コーヒーなどが味わえる喫茶店も魅力です。
「洞川温泉センター」など日帰り温泉も気軽に楽しめるので、夏休みや春や秋の行楽シーズンに是非。大阪から日帰りもできます。
洞川温泉の日帰りのおすすめスポット
大峯山の麓、標高820mのに広がる小さな温泉街。名水の山里はいつも賑わいを見せています。
洞川温泉のおすすめスポットは、鍾乳洞、トロッコ列車、「みたらい渓谷」での川遊びやハイキング、「洞川温泉センター」といった日帰り温泉、龍泉寺、ごろごろ水と豆腐と盛り沢山です。
特に夏シーズンのおすすめは、各旅館の縁側です。
お昼の縁側は旅館の方に一声かければ、休憩させてもらえます。
夜には、期間限定(2019年は6月1日から9月30日)で「天の川カフェ」もオープンしています。
※ただし、大峯山洞川温泉観光協会とじゃらんのタイアップ企画として販売している、じゃらん限定プランとして「【金券付き】天の川カフェ縁側プラン」の利用者がいないと19時から21時の「天の川カフェ」はオープンしていないそうです。
ただし、夜のアクセスは車に限られますので、慣れない道の運転にはくれぐれも気を付けて下さい。
洞川温泉の日帰り温泉
洞川温泉の泉質は弱アルカリ性単純泉。入浴後はお肌がすべすべになると評判で、温泉街には旅館や民宿が20数件軒を連ねています。
洞川温泉街の入口にある村営洞川温泉センターで日帰り温泉を楽しむことができます。
以前は、紀の国屋甚八さんや行者の宿 角甚さん等でも立ち寄り入浴できたのですが、保健所からの指導で今はできないようです。
洞川温泉センター
神経痛・筋肉痛・関節痛・運動麻痺・慢性消化器病・冷え症などに対して治癒効果があり、大峯山の登山者たちの疲労回復に利用されてきました。
洞川232
利用時間 11:00〜20:00
定休日 毎週水曜日
入場料金 大人600円/小人200円
露天風呂
駐車場:普通車100円/時間(1日最大1,000円)
*温泉センター利用で1時間無料
鍾乳洞
面不動鍾乳洞
150メートルにも及び、あらゆる形をした鍾乳石を楽しむことができる珍しい鍾乳洞。複雑に重なり合った鍾乳石の光景は神秘的です。「金糸の窟」「銀糸の窟」の鍾乳石は見ごたえがあります。
丸太モノレールで行けます。
吉野郡天川村洞川673-89
9:00~18:00(季節により変動あり)
※休日 12/31~1/6 臨時休業あり
入洞料/大人400円、小人200円
※丸太モノレールは、往復 大人500円(のぼり300円、くだり300円)、小人(小学生まで)300円(のぼり200円、くだり200円)、4歳未満は無料
駐車場 7台(無料)
五代松鍾乳洞
林業用のスリル満点のモノレールに乗って向かいます。
9:30~15:30(最終受付)
※休日 水曜日(雨天荒天時は臨時休業有)
冬季休業(12月上旬~3月中旬)
入洞料/大人400円、小人200円
※モノレールは、往復 大人500円(のぼり300円、くだり200円)、小人(小学生まで)300円(のぼり200円、くだり100円)、4才未満は無料
駐車場有(500円)ごろごろ水をくむこともできます。
龍泉寺
白鳳年間、大峯開山役行者が大峯修行のとき、岩場の中からコンコンと水が湧出る泉を発見され、この泉の辺に八大龍王尊をお祠りして、水行をしたのが、龍泉寺の始まりと伝えられています。
水の湧き出る洞口は「竜の口」と云われ、龍王尊の住む泉と言う意味を持って、龍泉寺と名付けられました。
修験道中興の祖である聖宝理源大師によって再興修行され、修験道の根本道場として修験者を迎える霊場。
今も行者さんが池に入り行を行います。真夏でも冷たいそうですが、秋にも池に入ってた方を見ました。
紅葉もおすすめです。
天川村洞川494
駐車場・拝観料無料
みたらい渓谷
みたらい遊歩道は、近畿随一の美しさといわれるみたらい渓谷に沿って、天川川合と洞川温泉を約2時間で結ぶ天川村の自然を満喫するコースです。
天川村役場前から川沿いの集落を抜けて「みたらい遊歩道」に入り、天の川と山上川の合流地点からみたらい渓谷へ。
スリル満点の吊り橋があったりしますが、階段や手すり、案内板などコースはよく整備され、光の滝など渓谷美を堪能できます。
紅葉の時期の美しさも息をのむほど。洞川温泉に到着すると、村営洞川温泉センターがあります。
蝙蝠の岩屋・螳螂の岩屋
役行者をはじめ多くの修験者が修行を積んだところで、洞内は天井が低く、入洞する修験者が腰をかがめた姿がかまきり(=蟷螂)に似ていることからこう呼ばれるようになったといわれています。
役行者が大峯山を開いた際に、仮の住まいとして籠もり修行をしていたとされる洞窟です。
蝙蝠(こうもり)とは、その「籠もり」と洞内に棲んでいたコウモリを掛けて名づけられたようです。
利用時間 9:00〜17:00
定休日 冬季(11月30日〜4月末)休業
入場料金 大人300円(共通)
河鹿の滝なども近くにあります。
ごろごろ水
炭酸カルシウム型の極めてナチュラルな水質で、全国の湧水の中でも九番目に高地のため水温も10.4℃と極めて冷たい湧き水です。
洞川温泉郷から大峯山の登山口である清浄大橋にいたる参道沿いの五代松鍾乳洞付近の石灰岩相から湧出しています。
洞川686-139
採水時間 9:00〜18:00
休業日 年末年始および悪天候の場合
施設利用料 500円〜(駐車代金含む)
⇒ごろごろ水の料金と効果、ライブカメラで確認
母公堂
役の行者の母「しらとうめ」をお祀りしているお堂。安産に霊験あらたかとされています。
役行者が大峯山(山上ヶ岳)に向かい修行をしているのを心配して母が追って来るのをとめるために建てられたお堂です。
母が後を追わないようにと「女人入山禁止の結界門」を建てました。これが「女人禁制」の始まりだそうです。
天川村洞川
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