吉城園(よしきえん)は名勝依水園(いすいえん)のすぐお隣(西南側)にある県所有の日本庭園です。

庭園としては依水園の方が有名ですが、紅葉は吉城園が私はおすすめです。

吉城園と依水園は奈良県庁から東へ徒歩約3分ほどのところにあります。

このあたりは、知事公舎もあり、雰囲気のいいところです。

歴史ある奈良のお屋敷町といった土塀や白壁が多く残る一角。県庁の東北側にある登大路町という交差点から東へ入った地点に入り口があります。

知事公舎もホテル施設として民間に貸し出すことになったので、素敵な環境になるとは思いますが、今までの穴場感がなくならないかちょっと心配です。

吉城園と依水園 紅葉のおすすめは? 紅葉の見ごろや駐車場や所要時間は

吉城園のすぐとなりに依水園がありますが、紅葉に関しては吉城園がおすすめです。

園内には大正期に建てられた風雅な主棟や茅葺屋根の離れ茶室のほか、池の庭・苔の庭・茶花の庭からなる庭園があります。

若草山・春日山も遠望できます。

うれしいのが、拝観料が依水園(900円)、吉城園(250円)と大きく違います。

更に、吉城園は、外国人、65歳以上、中学生以下、は無料です。お連れにそういう方がいる際は、証明書を忘れないようにしましょう。

秋ももちろんおすすめですが、新緑の若草山と苔の庭もおすすめです。

奈良 吉城園の紅葉は穴場スポットです

主棟は一般公開はされていませんが、その広縁に腰掛けて「池の庭」を眺めることができます。

観光客の数もそれほど多くないので写真撮影にも適しています。
当然鹿も居ませんし、池があったり石段があったり、古い家があったりして、立体的に出来ていて写真撮影にも良い場所です。入園は、午後4時半までとなっているので、予定のある方は早めに行かれた方が良いかも知れません。

茶会用に茶室の貸し出しもされています。
日によっては、広間で抹茶がいただける(有料)そうです。

吉城園のすぐお隣には「依水園」、前の道沿いに少し北に行くと奈良の写真家として名高い「入江泰吉旧居」もあります。鹿グッズが人気のジュエヌ(je êt nous)さんもおすすめです。

この地域は、
「吉城園周辺地区保存管理・活用事業」として、宿泊施設になる計画が進んでいますが、庭園や貴重な建物は保存予定だそうです。

吉城園の紅葉の見ごろ

吉城園の紅葉の見頃は、11月中旬~下旬です。

吉城園の紅葉の見どころの一つ、
紅葉シーズン終盤の、苔の庭の杉苔を散り紅葉が敷き詰める様子はなんともうつくしいです。
11月下旬なら散り紅葉が楽しめると思います。

もちろん同じ時期、依水園の池泉回遊式庭園のイロハモミジと真っ赤なドウダンツツジも楽しめます。

奈良公園の吉城園って

奈良公園の一角にある吉城園は

我妹子(わぎもこ)に 衣春日の(ころもかすがの) 宜寸川(よしきがわ)
よしもあらぬか 妹が目を見む

と、万葉集にも詠まれた吉城川に隣接する明治・大正時代に造られた庭園です。

かつて興福寺子院の摩尼珠院(まにしゅいん)があったところとされています。

明治の廃仏棄釈で同院は民間の所有になった。
明治には奈良晒で財を成した実業家の邸宅になり、

大正に入り正法院寛之氏の所有者となり、大正8年(1919)に主棟がつくられ、

離れ茶室、庭園もこのころに造られたよう。

主棟の吉城園/旧正法院家住宅は奈良県有形文化財です。

また、依水園は奈良晒の御用商人として財を成した清須美道清の別邸。

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吉城園へのアクセス

吉城園の所在地
〒630-8213  奈良県奈良市登大路町60-1

電車でのアクセス

JR・近鉄奈良駅から市内循環バスで県庁東下車(所要時間10分・料金210円)
徒歩5分

最寄り駅の近鉄奈良駅から徒歩15分。
JR奈良駅から徒歩25分。

吉城園の駐車場は?

吉城園は駐車場はありません。

おすすめは、県営登大路駐車場北
284台 06:00~22:00
1000円(1日1回)
土日祝祭日のみ営業
県庁開庁日の平日は来庁者と一般利用者との供用となり、2時間までの利用は無料になります。
⇒奈良公園の駐車場 目的別のおすすめ の記事はこちらです

吉城園の基礎データー

所在地 〒630-8213  奈良県奈良市登大路町60-1

営業期間 開園時間:9:00~17:00 入館は16:30まで
休園:2月15日~2月28日 庭園
休業:12月28日~1月4日 茶室

吉城園の料金

大人:250円
高校生:250円
中学生:120円
小学生:120円
入園料免除対象者:小学生未満 ・身体障害者、知的障害者、精神障害者及びその介助者 ・外国人観光客(長期滞在者及び留学生等を含む)・観光ガイド及び添乗員(単独での入園者、研修のための入園者は除く)
※証明書類の提示が必要です。

吉城園の所要時間はどれくらい?

旧正法院家住宅は、平成23年に奈良県の指定有形文化財に指定された建築となっており、寺社建築などの意匠を取り入れつつも、大正時代(大正8年・1919年)に建てられた「近代和風住宅」として貴重な存在となっています。なお、建物の内部は基本的には非公開となっているため外側から内部をご覧いただくことしか出来ません。
お庭や建物を見るだけなら、30分~1時間あれば、ゆっくりくつろげます。

吉城園のランチなら

知事公舎前の県官舎跡地に、和洋レストランが2軒できています。
懐石料理の⇒夢窓庵
昼食: 5000円のコース。 数量限定。このコースに限り、現金払いのみ、カード不可。

奈良市富雄にあったスペイン料理 ⇒アコルドゥ
昼食: 6,500円のコース。

その並びに
甘味処ときわさんもあります。期間限定のあんかけ湯葉丼セット(1300円)などもあります。

少し進むと


そば処 喜多原
ここは、行列してることあります。
奈良県奈良市水門町50

369沿いに北に行くと
天極堂 奈良本店
季節の膳・燈花の膳(2052円)はユリの根で作った葛のお団子、葛うどん、葛のとろろ丼などがセットになっていてかなりのボリューム。葛餅も
奈良県奈良市押上町1-6

更に北に行き
喫茶スペース工場跡事務室
奈良市芝辻町

県庁東の交差点まで出て、東大寺に歩いていくと
釜飯 志津香 公園店
ムッシュ・ペペ
更に歩くと
夢風ひろば

県庁のほうに歩くと
奈良県庁食堂
営業時間 11:00~14:30
カフェ・クルール 奈良県庁店

などもあります。