室生寺の金堂の特別拝観が2019年3月9日 ~ 5月12日と、今回は長いと思っていたら、

宝物殿が完成し金堂の仏像などの一部が宝物殿に移動されます。現在の状態で仏像群を拝めるのは今回限りなんだそうです!!

室生寺は奈良公園から遠いので、行きたいと思いながらもなかなか行けなかった方も多いと思いますが、是非足をのばしてください。

また、室生寺の十一面観音さまは6/18~9/23に東京国立博物館本館11室で開催される

奈良大和四寺のみほとけに出展されます。

室生寺の十一面観音さまだけでなく、

安倍文殊院のご本尊文殊菩薩は獅子に乗り4人の脇侍を伴う渡海文殊

岡寺の開祖 義淵僧正座像

長谷寺 木造難陀龍王

など、仏像13躰が東京で拝観できるんです。

お見逃しなく。

⇒奈良大和四寺のみほとけについてはこちら

奈良大和四寺巡礼ならこちらのホテルを

室生寺の金堂の特別拝観の仏像は?

室生寺では、金堂特別拝観が5月12日まで開かれています。

金堂内陣は常時公開ではなく、例年1-2月、3-4月、10-11月のみ公開されます。

今回の特別拝観を最後に金堂から十一面観音をはじめとする仏像の半分ほどが収蔵庫にお引越しするとか。。。

金堂に、仏像が一列にぎっしりと並ぶ様子が、お堂で拝めなくなるのはさみしいですね。貴重な機会なのでお見逃しなく!!

奥に五尊像(左から十一面観音立像(国宝)、文殊菩薩立像(重文)、本尊釈迦如来立像(国宝)、薬師如来立像(重文)、地蔵菩薩立像(重文)が横一列に並び、手前には運慶作と言われる十二神将立像(重文)が並び立っているという贅沢さです。
特別拝観では、堂内外陣まで近付いて仏像を拝観することができます。

室生寺の金堂(こんどう)の特別拝観の基本情報

鎧坂(よろいざか)を上がると見えてくるのが国宝の金堂。
平安時代の建築らしく、気品ある優美なたたずまいです。

2019年3月9日 ~ 5月12日
8:30~17:00

室生寺の金堂の特別拝観の拝観料は

大人(中学生以上)600円、小学生400円
+
特別拝観料 400 円 (特製記念品授与)

室生寺の金堂へのアクセス

宇陀市室生78

近鉄室生口大野駅から室生寺前行きバス終点下車徒歩5分

駐車場 普通車100台、大型バス10台  ※普通車1回600円

室生寺の金堂の仏像

金堂内陣には、平安時代前期の密教の神秘的なオーラを発する美仏が勢ぞろいしています。

金堂には木造釈迦如来立像、国宝の十一面観音立像と木造十二神将立像(二像は奈良国立博物館に)が特別拝観。
十二神将、釈迦如来、薬師如来、地蔵菩薩

釈迦如来立像

国宝の釈迦如来立像は後列センター

平安前期の作品、高さ234cmと金堂の仏では最も大きく、肌の黒と衣の赤のコントラストもあって強い存在感を放っています。

十一面観音菩薩立像

国宝・十一面観音菩薩立像は後列左端。

平安前期の作品で、像全体に彩色が比較的残っています。お顔も女性的で、釈迦如来立像と対照的。

十二神将

室生寺の十二神将は、親しみやすい鎌倉中期の代表作です。

前列に並ぶ重文・十二神将は、十神将が並びます。未神と辰神の二神将は普段、奈良国立博物館に寄託されているそうです。

未(ひつじ)と辰(たつ)の年に里帰りされて、十二神将揃っている時もあるようです。

十二神将は薬師如来の守護神です。平安時代までは強面のお顔や姿が多いですが、鎌倉時代になると民衆への布教のため、表現が自由になりより親しみやすくなります。です。

室生寺の金堂の特別拝観と桜と石楠花は?

駐車場・バス停や昔の参拝道から寺に入るには、本坊手前の赤い太鼓橋を渡ります。

橋から眺めた室生寺の桜は山里らしく美しい風景で、桜のビューポイントです。

室生寺の金堂の特別拝観と桜を楽しむのは、4月の初旬~4月中旬です。

桜と石楠花を両方と欲張るとどちらも中途半端になります。どちらかを選ぶとしたら、境内に多い石楠花の時期がおすすめです。

 

室生寺といえば石楠花が人気ですが、こちらは、4月中旬から5月初旬が見頃です。
特別拝観をゆっくり見て、石楠花も楽しみたいなら、4月20日頃から~GW前までがおすすめのようです。
2019年はGWが10連休のところも多いので予想がむつかしいですが。。。

ただ、室生寺周辺には、見ていただきたい1本桜もいろいろあります。

4月6日の時点では

といった感じです。

室生寺は、桜の季節も、より、しゃくなげの季節がいいようです。

室生寺のランチおすすめ

室生寺の見どころと所要時間 室生 アート 公園が意外に近い