若草山の山焼きは毎年1月に奈良で行われる、冬の代表的な行事です。
毎年、1月の第四土曜日に、奈良公園内 若草山一帯で行われています。
2019年は、1月26日(土) に開催されます。
花火とラッパの音を合図に、若草山の33ヘクタールの草地が点火され、若草山が夜の闇に浮かびあがる様は壮観です。
毎年、10万人以上の方が全国から集まります。
10万人も来るから、大混雑だったら。。。と不安に思われり方も多いと思いますが、奈良公園は広いので案外ゆったりしています。
若草山の山焼きの観覧スポットや、おすすめの廻り方、スケジュールなどをご紹介します。
寒い時期ですが、是非、火の迫力を身近に感じてください。
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若草山の山焼きの観覧席やスポットは?スケジュールや県庁の屋上からも見れるの?
若草山の山焼きの観覧席やスポットどこに行くか悩みますね。
- 山焼きの火の迫力を身近に感じたい
- 山焼きを撮影したい
- 寒くないところで山焼きを鑑賞したい
といった、目的によっておすすめスポットも変わってきます。
また、奈良公園は東大寺、興福寺、春日大社、奈良国立博物館も含めると
東西約4㎞、南北約2㎞もある、広大なスペースです。
おすすめのスポットをご紹介します。
若草山の山焼きの観覧席やスポット
山焼きの火の迫力を身近に感じたい方に
お勧めは、やっぱり奈良公園です。
奈良公園広いけどどこ行ったらいいの?と思いますよね。
特におすすめのスポットは
王道の若草山の山麓一番まじかに火が見えます。
でも、混雑もやはり一番です。山焼きが始まる前から様々なイベントも開催されています。
続いて、
春日野園地、飛火野、新公会堂前は、少し離れますが、炎が良く見えて迫力もあると人気です。
おすすめが、新公会堂前(奈良春日野国際フォーラム 甍 IRAKA)です。
トイレの心配もありません。
いずれの場所も、足元には注意してくださいね。
山焼きの光景を撮影したい方に
写真が好きな方に人気なのが、少し離れた平城宮跡と大池(勝間田池)です。
平城宮跡は世界遺産でもあり、復元された美しい朱雀門と若草山が燃え上がる様は絵になります。
平城宮跡には甲子園球場30個分という広大な敷地がありますので
比較的ゆったりと山焼きを見物できる、穴場スポットでもあります。
大池(勝間田池)は奈良県景観資産にも指定されています。
池越しに薬師寺の伽藍そして遠くに若草山、春日山原始林などの眺望は奈良を代表する風景の一つです。
薬師寺のうしろで輝く若草山の山焼きの写真撮影スポットです。
※2020年まで、東塔が修復工事中なので、カバーがついています。
ある意味、カバーがとられるまで、人が少なくなって穴場かもしれません。
知る人ぞ知るスポットが、多聞(山)城跡あたりです。
現在の奈良市立若草中学校になります。
正面に東大寺の大仏殿や若草山が見えます。若草山に向かってカメラを構える人が多いと聞きます。
私も、地元の方に聞いただけで、実際その日に行ったことがないので、一度ご確認ください。
若草山の山焼きを県庁の屋上から見るには
奈良県庁の屋上は若草山の山焼きが行われる2019年1月26日 (土)(雨天中止の場合は延期)に開放されます。
開放時間は
入場時間 午後5時45分から6時15分
終了時間 午後7時15分 (時間変更の場合があります。)
ですが、
抽選で150名になります。
応募は1人1通限りで、1通につき2名まで入場可能です。
応募方法は
往復葉書で応募し、平成29年12月3日(月)締切日の消印有効とします。
結果通知 平成29年12月下旬に入場の可否を上記応募者に通知します。 なお、入場に際してはこの通知葉書が必要となります。
往復葉書の往信用の裏に
1若草山焼き観賞希望
2住所
3氏名
返信用の表に
1郵便番号2住所3氏名を記入のうえ応募
応募先
〒630-8501 奈良市登大路町30番地 管財課県庁舎屋上若草山焼き観賞係 宛
10万に訪れるイベントで、150組なので、なかなかの狭き門です。
前回は確か250人(2人まで可)だったので、100組も減ったことになってます。。。
奈良県庁屋上は通常の平日も一般開放されています。
県庁屋上からは緑いっぱいの奈良公園、東大寺、二月堂、興福寺等、さらに若草山から連なる春日山、高円山、
遠くには、生駒山、金剛山、葛城山等奈良市内をパノラマで眺めることができるおすすめのスポットなので、
通常の平日にも行ってみて下さい。
⇒詳しくは、奈良県庁の食堂と屋上は超おすすめ アクセスと駐車場はどう?を
若草山の山焼きの時間は?
1月26日
18:15~大花火打ち上げ(予定)
18:30~山焼き一斉点火(予定)
開催場所:奈良公園内 若草山一帯
炎が燃える時間はその年の草の状態によっても違いますが、
点火からおおよそ、30分~1時間程度の間、
若草山全体を真っ赤な炎が包み込む様子を、見ることができます。
花火の数は600発です。
山麓から見ていますと大きな音と綺麗な花火で圧倒されます。
約15分は打ち上げられていたと思います。
若草山の山焼き2019のスケジュール
飛火野の大とんどから御神火を採り、水谷神社から野上神社に
13:00~18:00 春日の大とんど焼き
16:45~ 御神火奉戴祭(ごしんかほうたいさい)
17:05~ 聖火行列出発
17:15 水谷神社松明点火
17:40~ 野上神社祭典
18:15~ 大花火打ち上げ
18:30 山焼き一斉点火
おすすめコース 行列について行く
春日の大とんど焼きは飛火野で行われます。
16:45より大とんどより御神火を松明に移す御神火奉戴祭が行われ、その後聖火行列(時代行列)が出発します。
これを観てから行列の後ろをついて行き、水谷神社松明点火、野上神社祭典を観て、若草山山麓の特設会場へと移動して花火と山焼きを観ます。
春日の大とんど焼きに行く前に、春日大社を参拝しておくことをお勧めします。
おすすめコース 特設ステージのイベント
イベントを楽しみたい場合は、聖火行列出発の後、そのまま山麓の特設会場へ直行します。
山麓の特設ステージでもいろいろなイベントが開催されています。
当日、若草山入山料は無料です。(通常は大人150円)
2018年の場合
- 12:00~14:30 鹿せんべい飛ばし大会
- 13:00~19:00 三社寺(春日大社・興福寺・東大寺)にゆかりのある温食“あったか汁もん市”
- 15:45~16:30、18:30~19:00 音楽奉納
夜の点火まで楽しむのも、おススメですが、くれぐれも防寒対策はお忘れなく。
鹿せんべい飛ばし大会
人気の鹿せんべい飛ばし大会は参加料 300円
大きな鹿せんべいを円盤のようにして投げて、飛距離を競い合います。
開始 12:30 (受付開始12:00)
終了 15:00 (受付終了14:30)
※参加多数の場合14:30前に受付を終了。
⇒鹿せんべい飛ばし大会についてはこちらをチェック
若草山山焼きの由来
若草山の山焼きの由来は諸説あるようです。
春日大社・興福寺・東大寺の説によると、
若草山頂にある、「鶯塚古墳(うぐいすづかこふん)」の霊魂を鎮める
杣人(そまびと=木こりの事)の祭礼で、神仏が習合し、先人の鎮魂と慰霊を行う神事。
とのことです。
また、
山焼きをしないと、何か不祥事件が起こると考えられていたことや若草山一帯をめぐる春日大社・興福寺と東大寺の領地争いがもとであるなどの説
他にも、毎年山焼きをすることで、
害虫駆除や、火災予防といったこともあるようです。
若草山山焼きへのアクセス
若草山の山焼きをどこで観るかによっても違いますが、
若草山山麓に行く場合のアクセス方法は、
最寄駅は近鉄奈良駅、または、JR奈良駅となり、そこからバスで若草山周辺まで移動します。
奈良交通バス「春日大社本殿行」に乗り、終点「春日大社本殿」で下車、山麓まで徒歩約5分
奈良交通バス市内循環外回り「東大寺大仏殿・春日大社前」下車、山麓まで徒歩約15分
土曜日なので、土日祝の『ぐるっとバス「奈良公園ルート」』利用で山麓(南ゲート)まで行けます。
車の場合は、当日は周辺道路が大変混雑し、渋滞します。
例年どおりだと、新若草山ドライブウェイや奈良公園内の春日大社に続く道は
14時~20時の間通行止め、16時から通行止めになる区域や平城旧跡付近などでは終日駐停車禁止になる区域もありますので、車ではなく公共交通機関を使って行くことをおすすめします。
どうしても車で行く場合は、事前に交通規制情報を確認しておきましょう。
最後に
若草山の山焼きの開催される1月末は、1年でも一番寒い時期です。奈良の夜は冷えます。
防寒対策を万全にしてお出かけ下さいね。
また、花火と山焼きが一緒の時に映っている写真を見ますが、
花火が終わって、点火になりますので、同時の写真は現実的には取れません。
山麓へは山道を徒歩で歩くことになるので、歩きやすい靴もお忘れなで。
若草山の山焼きは見たいけど、外では。。。という方にお勧めのスポット