奈良県で最古・最大といわれる1本桜が、宇陀市の佛隆寺の千年桜です。

見頃は4月中旬で、石段を覆うように咲き誇ります。

佛隆寺の千年桜はモチヅキザクラで樹齢900年と言われ、奈良県指定天然記念物です。

根周り約8mもある古木で
根株から約2mの所で11本に分岐する巨樹です。

なんでも、混雑も少ない夕方の、夕日に照らされた千年桜がおすすめだそうです。

ライトアップは日没~21:00(開花にあわせて実施予定)

佛隆寺は9月中旬に咲く彼岸花でも有名です。

ただ、この数年は猪や鹿の食害に会って 球根が食べられているとか。

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佛隆寺の千年桜の見ごろと佛隆寺のおすすめポイント

参道の石段覆うように威勢よ く枝をはった桜は見事です。

「モチヅキザクラ」という珍しい桜の種類です。花は白から薄い桜色で花弁は五枚一重です。

仏隆寺の参道には東屋や水車などができており、周囲に桜が増えているようです。

境内には樹齢約450年の長十郎ナシの原木の白い花やピンク色の枝垂れ桜、イチョウの巨樹もありますので、ゆっくりと山里を散策して下さい。

佛隆寺の千年桜の見ごろ

佛隆寺の千年桜は参道の石段に威勢よ く枝をはった桜の巨樹で県下最古の桜です。 モチヅキザクラは山桜(ヤマザクラ)とエドヒガンの亜種だそうです。

開花は4月中旬と奈良の桜としては遅いです。

毎年4月第3日曜日は千年桜の花見会が開催されます。

佛隆寺のおすすめポイント

仏隆寺(佛隆寺)は嘉祥3年(850年)に弘法大師空海の高弟・賢恵が創建したと伝わる古刹です。室生寺の末寺ですが、大和茶発祥の地とされ、空海が唐から持ち帰った日本最古のお茶を栽培したといわれています。

千年桜の咲く4月中旬~下旬と、石段の両側に彼岸花が咲く咲く9月が仏隆寺のおすすめの時期です。

197段の石段は大和三名段(仏隆寺、段山神社、室生寺)のひとつだそうです。

古くは室生寺の宿坊または住職の隠居寺として重要な役目があったそうです。

重要文化財の石室の他、

本尊の聖徳太子作といわれる十一面観音立像

他に不動明王像、堅恵像、弘法大師像や、空海が唐から持ち帰った茶臼等の文化財が残されています。

本堂の裏に修円の墓と伝える元徳2年(1330年)の銘がある十三重石塔もあります。

仏隆寺の千年桜へのアクセス

奈良県宇陀市榛原赤埴(あかばね)1684

周辺道路が狭く、公的交通機関も便数が少なく。交通面のアクセスが非常に悪いので要注意です。

不便なところなので、車がおすすめですが、見頃の時期は10台ほどの駐車場は朝早くに満車になります。周辺は、道が狭く、駐車場が少なく繁忙期は車で溢れるのでご注意下さい。

最寄り駅

近鉄大阪線・榛原駅で下車、曽爾行バスで約13分「高井」下車です。徒歩約30分。運賃は、330円になります。

JR大阪駅から近鉄榛原駅までの所要時間は、約1時間強です。

JR鶴橋駅で近鉄電車に乗り換えます。

近鉄榛原駅から、タクシーで佛隆寺への行き方

近鉄榛原駅からタクシーが利用できます。

タクシー料金は、¥2,190 ~ ¥2,390くらいになります。
所要時間は、約20分になります。

榛原方面から国道369号の高井交差点を左折し約5分。

仏隆寺の駐車場

10台ほど。無料

仏隆寺の千年桜 周辺の桜

宇陀~桜井には人気の1本桜がいろいろあります。

西光寺の城之山桜、本郷の又兵衛桜、大野寺の枝垂れ桜、瀧蔵神社の権現桜、才ケ辻の枝垂れ桜と桜の名所が多いのですが、仏隆寺の桜はこれらよりも開花が若干遅いのでご注意下さい。