吉野山といえば、桜が日本一有名ですが、
歌書よりも軍書に悲し吉野山
これは、芭蕉の門弟の支考が詠んだ有名な句です。
吉野山は古くから山岳宗教・修験道の聖地として知られてきた山ですが、義経が兄頼朝から追われて逃れ
てきた所であり、後醍醐天皇が南朝の皇居とした所でもあるんです。
もちろん、「紀伊山地の霊場と参詣道」の一つとして世界文化遺産に登録されている金峯山寺本堂蔵王堂及び仁王門。
日本三大鳥居の一つ銅の鳥居(かねのとりい)(重要文化財)もあり、
桜だけでなく、神社仏閣などいろんな見どころがあります。
桜の時期は、人がいっぱいで神社仏閣はゆっくり見れませんが、新緑の季節に吉野山を訪れてみてはいかがでしょうか!?
吉野山は桜の時期は歩行者天国となっている、旅館やお土産物やさんが並ぶ吉野建ての街並みも車で通ることもでき、蔵王堂にも平日なら数台駐車することもできます。
犬にやさしい吉水神社もあり、愛犬連れでものんびり歩けます。
あじさいは咲き乱れる感じはありませんが、山に溶け込んだ感じで新緑と一緒に楽しめます。
吉野山は桜の時期もおすすめですが、それ以上に新緑がおすすめです。
今回は、あじさい園の七曲がりと、御醍醐御天皇が眠る如意輪寺そして蔵王堂とおすすめ散策コースをご紹介します。
吉野山の新緑とあじさい
桜のシーズンには人込みで、ゆっくり拝観できないので、あじさいの季節に、新緑を楽しみながら吉野山の神社仏閣も味わってください。
吉野山のあじさいは七曲がり坂
桜の名所として名高い吉野山のロープウェイと並行する七曲がり坂は、知られざるあじさいスポット。
曲がりながら続く坂沿いに咲き誇る約3,000株のあじさいは、ゆっくり散歩しながら楽しんでください。
七曲りは駐車場からは下り坂、吉野駅からは上り坂になります。
吉野山のあじさいの見頃
6月上旬~7月上旬
吉野山七曲がりあじさい園
奈良県吉野郡吉野町吉野山2430
営業時間 鑑賞はいつでも可能
料金無料(眺めの良い無料休憩所もあり)
駐車場有(無料・下千本駐車場)
吉野山のあじさいへのアクセスは車?電車?
吉野山のあじさいスポット七曲がり坂は吉野駅からも下千本駐車場からも近いので
アクセスは車でも電車でも大丈夫です。
七曲がり坂は一般の方の車は入れません。
吉野山の七曲がり坂へのアクセス 車の場合
車の場合は吉野山のメインの駐車場、下千本駐車場に駐車します。
下千本駐車場は春の桜シーズン以外は無料で利用できます。
桜の季節には満車になって入れない駐車場もこのシーズンはガラガラです。
余談ですが、この小山が「嵐山」で、有名な京都の嵐山は鎌倉時代に亀山上皇がこの吉野の嵐山の風景になぞらえ桜を移植したものといわれています。
駐車場から七曲り坂の入り口までは、歩いて5分ほどです。
こちらからの七曲り坂は下り坂になりますので写真を撮りながらでも15~20分ほどです。
吉野山の七曲がり坂へのアクセス 電車の場合
近鉄吉野線の終点 吉野駅で降り、徒歩で3分弱にあるロープウェイの千本口駅方に歩きます。
ロープウェイを左手に進むと七曲りにでます。
ここから、七曲り坂は上り坂になりますので写真を撮りながら20~30分ほどです。
吉野山の新緑とあじさいのおすすめ散策コース
吉野山のあじさいスポットは七曲がり坂で、如意輪寺など、紫陽花の数は少ないのですが、風情はあります。
新緑の吉野山は散策にお勧めです。車を下千本駐車場に置いて歩くのがおすすめです。
あじさいの七曲がり坂から如意輪寺へはおすすめです。
後醍醐天皇の勅願寺である如意輪寺(にょいりんじ)は、紫陽花の穴場スポットでもあるんです。
如意輪寺
吉野郡吉野町吉野山1024
拝観時間
4月観桜期 7時~17時
その他の時期 9時~16時
※時間外の場合、要連絡
拝観料 大 人 500円
境内は立ち入り無料
車を下千本駐車場に置いて
吉野山駐車場(下千本駐車場)から、七曲りのあじさい園
下まで降りて、吉野温泉を目指して舗装されている道を30分程歩き、そこから山道、一部階談を登ると如意輪寺に到着します。後醍醐天皇のご稜もあります。如意輪寺から、来た道を戻り吉野温泉のあたりから、吉水神社に行くこともできます。
蔵王堂の参道には吉野葛や柿の葉寿司のお店をはじめ、グルメも充実しています。
2~3時間コースです。
もっと歩けるよという方は、竹林院や桜本坊を回るのもいいですね。
七曲り坂のあじさいだけという方は、下千本駐車場に車を置いて、徒歩約5分ほど、片道をロープウェイにしてもいいです。
⇒ロープウェイの運行についてはこちらのHPでご確認ください。
下千本駐車場から吉野の町の中を通る参道(奈良県道15号桜井明日香吉野線)で黒門→銅の鳥居(かねのとりい)→金峯山寺 蔵王堂・仁王門→吉水神社→如意輪寺
如意輪寺には広い駐車場もあります。
電車でのアクセス
吉野駅→七曲り坂→黒門→銅の鳥居→金峯山寺 蔵王堂・仁王門→吉水神社
吉水神社からささやきの小径に出ることもできますし、来た道を戻って、帰りはロープウェイを利用するのもおすすめです。