奈良のピラミッド、史跡 頭塔は春と秋に特別公開されます。

特別公開の時は、ボランティアガイドの方による解説も行っています。

春の特別公開はゴールデンウィーク期間に合わせて、
秋の特別公開は正倉院展の期間に合わせて、

日程が組まれているようです。

2018年は春・秋の特別公開時は先着でオリジナルのクリアファイルももらえたようです。

そんな行楽シーズンに、奈良に行けないという方も安心してください。

史跡 頭塔は、事前予約不要で当日見学を申し込むと中に入れます。

また、事前予約もできます。

奈良時代、藤原広嗣のたたりで死んだ僧玄昉の頭を埋めたという伝説から、

頭塔

と呼ばれるようになったそうですが、そんな物騒なことはなく、東大寺の僧実忠が国家安泰を祈って築いた土塔の跡ということだそうです。

実忠は東大寺の二月堂を創建して十一面悔過(けかえ、通称お水取り)を始めたことでも知られています。

奈良の頭塔は特別公開の以外でも見学できます

春・秋の特別公開期間内は予約・受付は不要で、直接頭塔まで行けばいいです。

近くに駐車場はありませんので、近鉄奈良から20分ほど歩くか、奈良交通市内循環バスを利用しましょう。「破石町」下車すぐです。

車の場合は、奈良公園周辺の駐車場は、1日1000円というところも多いので、そこからあるいていきましょう。

現在の頭塔は、南側は頭塔の森として、発掘調査により遺構解明された北側のみを昭和61年から平成12年まで奈良県教育委員会が復元整備を行いました。

頭塔を復元する際には、石が崩れてしまっている部分のみ取り除き、それ以外の石はそのまま利用しているそうです。
また、もとの石積みと復元のときの石積みとの間には鉛板を埋め込み、どの部分からが復元されたものか、わかるようにしているそうです。

頭塔の特別公開以外の見学の仕方

私たちは、当日受付があると知らなかったので、たまたま前を通って、そこに書かれていた、現地管理人「仲村表具店(0742-26-3171)」さんを訪ね、運よく入れました。

今は、すぐ近くのホテルウェルネス飛鳥路のフロントで頭塔見学受付をすれば、見学時間内ならいつでも開けてもらえます。

奈良のピラミッド 頭塔って

方形の封土を3段に築き、その4面に石仏を配列したもので、現在浮き彫りの石仏が13個あり、奈良時代の数少ない石仏群として有名です。

かつて頭塔は、奈良時代の僧玄昉の頭を埋めた墓との伝承があったため、この名称の由来とされてきました。その後大正11年(1922年)3月8日付けで国の史跡に指定され、頭塔は奈良時代の土塔として、学術的に位置づけされ今日にいたります。

頭塔の地図

史跡 頭塔は東大寺南大門から南に約1kmのところにある、土壇からなる非常に珍しい奈良時代の塔です。

東大寺と新薬師寺からほぼ一直線でつながる位置にある

東大寺の真南にあると同時に、新薬師寺のほぼ西に位置しています。東大寺はご存じ聖武天皇が建てたお寺であり、いっぽう新薬師寺は、聖武天皇の妃である光明皇后が夫の病気平癒を願って建てたお寺です。

いろいろな調査から、「聖武天皇と光明皇后の娘である孝謙天皇が、母の病気平癒を願って建設した」というもの。
建て替え前の頭塔がいびつな形をしているのは、皇后の病気がかなり重く、完成を急がせたためではないかと考察しています。

頭塔の見学

見学時間 9:00~17:00(受付は16:30まで)
協力金  1人300円(10名以上の団体の場合、200円)

最寄りに駐車場はないため、公共交通機関をご利用ください。
(奈良交通市内循環バスにて「破石町」下車すぐ)

春・秋の特別公開期間中は、ボランティアガイドによる解説有り

特別公開の日程はこちらでチェックしてください

頭塔へのアクセス

南側のならまちをゆっくり散策しながら来てもいいですし

浮見堂などを散策しながら

少し遠回りですが、春日大社から禰宜道をきてもいいですね。

奈良市高畑町921番地

近鉄奈良駅南東約2km、徒歩で約25分

JR・近鉄奈良駅より市内循環バス「破石町」下車すぐ

駐車場

県営高畑観光駐車場がおすすめです。料金1,000円