ささゆりが大神神社で5月下旬から6月中旬頃にかけて可憐な花を咲かせてくれます。
ささゆり園は2019年は、5月30日オープンで、10輪ほど開花しています。
5月31日に行きましたが、まだ、当然10輪ほどでした。
ささゆり園は9:00~16:00まで毎日開園で、無料です。
大神神社のささゆりは古事記にも登場しています。
昔は、三輪山の麓にはたくさんの「ささゆり」が美しく咲き誇っていたそうです。
ささゆりは、日本特産で日本を代表するユリで、山ゆりとも呼ばれます。
大神神社のささゆりの見頃の時期は、ささゆり園だけでなく、本社正面階段付近、狭井神社付近でも楽しめます。
率川神社のゆり祭りと大神神社は深いかかわりがあるんです。
ささゆりが奈良の大神神社で見頃?
大神神社(おおみわじんじゃ)は、奈良県桜井市にある大和の国の一之宮であり、日本最古の神社と呼ばれる歴史ある神社です。
大物主大神(大国様)が御魂を留めたという三輪山をご神体をにする、日本最古の神社の一つです。
大神神社には、ささゆり園があり、奈良市の最古の神社『率川神社』の笹百合を奉納する「三枝祭」とも深い関係があるんです。
ささゆり園の入場料や見頃
ささゆり園は、宝物収蔵庫の脇に入り口があります。
大神神社のささゆり園は入場無料で、
期間中は、9:00~16:00まで毎日開園です。
~6月18日までの予定のようです。
ささゆり園は、参道のすぐ左手の斜面に沿って一周できるように整えられています。
回遊式のささゆり周遊路に沿って見て回れます。
甘い香りに包まれながら、ゆったり散策できます
また本社正面階段付近、狭井神社付近にも植栽されています。
大神神社のささゆり園へのアクセス
大神神社は車でも電車でもアクセスはいいです。
駐車場はたくさんあり、正月特別期間 1月1日~1月5日以外は無料で利用できます。
一番近い、二の鳥居近くにも約20台停められます。
JR まほろば線の三輪駅から徒歩5分です。
大神神社のささゆり
古事記にも、三輪山麓にはたくさんのささゆりが咲き誇っていたと記されています。
なんでも、この地に住んだ「媛蹈鞴五十鈴姫命(ひめたたらいすずひめのみこと)」が、狭井川のほとりに咲く笹百合の姿を特に好んだとされています。
媛蹈鞴五十鈴媛(ひめたたらいすずひめのみこと)は、『日本書紀』に登場する人物・女神で、初代天皇神武天皇の皇后(初代皇后)なんです。
ささゆり園ができたのは、HPによると
環境に敏感な植生であるため、近年は野山でも珍しい花となりました。
平成5年に、ささゆりの咲き誇る三輪山の復活を目指して、当神社豊年講の方々による「ささゆり奉仕団」が結成され、これを機に「ささゆり園」の準備も始められ、平成12年より一般公開を始めました。
ということです。
そういえば、私が子供のころは、山の方では多くのやまゆりが咲いているのを見ましたが、今はあまり見かけなくなりました。ササユリのユリ根はイノシシの大好物ということもあるようです。
余談ですが、二上山でもささゆりがきれいだそうです。
大神神社のささゆりとゆり祭りって
ゆり祭りは大神神社で行われるのではなく、
奈良市の最古の神社、率川神社で6月16・17・18日に行われます。
率川神社は大神神社の摂社になります。
率川神社のご祭神は媛蹈鞴五十鈴姫命(ひめたたらいすずひめのみこと)です。
ささゆりがお好きな媛蹈鞴五十鈴姫命にお喜びいただくため、酒樽に「笹百合の花」を飾り、お祭りが行われるようになったそうです。
例祭の前日の6月16日には、大神神社からささゆりが贈られる「ささゆり奉献神事」(ささゆり奉献の行列)が、6月17日には本祭の「三枝祭」が執り行われます。
ささゆり奉献神事
大神神社での祭典後、笹百合を駕籠に納めてJR三輪駅から万葉まほろば線に乗車しJR奈良駅へ。JR奈良駅からは黒漆塗りの花車に御神花を移し替えます。そして笹百合で飾った菅笠に百合を描いた浴衣姿の踊りの社中が「ささゆり音頭」を踊りながら花車を先導して、奉献の行列は奈良市街を賑やかに進みます。